新日本科学-後場売り気配 今期最終益29%減見込む 前期は計画上回る
新日本科学<2395.T>が後場売り気配。同社は8日11時30分、25.3期通期の連結純利益予想を39.2億円(前期比29.1%減)に、年間配当予想を50円(前期は50円)にすると発表した。
経鼻偏頭痛治療薬の開発を行う子会社Satsuma Pharmaceuticals(米国)の経費増加などから減益の見込み。想定為替レートは1米ドル145円とした。
24.3期通期の連結純利益は55.3億円(前の期比8.7%減)だった。会社計画39.8億円を上回った。主力のCRO事業において売上高が計画を上回り、営業利益率の改善が進んだ。経費節減に取り組んだことや、試験研究費の税額控除の適用、買収したイナリサーチの経営統合(PMI)プロセスにおける法人税関係費用の減少なども寄与した。
なお、株価は今期の減益見通しを受けて売りが優勢となっている。
関連ニュース
日本株の最新ニュース
関連コンテンツ