前場コメント No.10 東和ハイシス、セレンディプ、リンナイ、小池工、森永乳、フクシマガリレ

2024/05/09(木) 11:30
★10:40  東和ハイシステム-急騰 上期経常益3.9億円 通期進ちょく率93%
 東和ハイシステム<4172.T>が急騰。同社は9日10時30分、24.9期上期(10-3月)の経常利益は3.9億円(前年同期は4.2億円)だったと発表した。上期の会社計画2.7億円を上回った。通期計画4.2億円に対する進ちょく率は93.1%。
 
 全体の売上高は伸び悩んだものの、AI・音声電子カルテ統合システムおよびAI・音声歯周病検査システムの月額利用料による継続的売り上げが順調に拡大した。歯科DX支援ソフトの売り上げは極めて好調に推移した。営業外収益は前年同期比で増加した。

★10:45  セレンディップHD-急落 今期営業益67%増見込むも前期の計画未達を嫌気
 セレンディップ・ホールディングス<7318.T>が急落。同社は8日、25.3期通期の連結営業利益予想を8.0億円(前期比67.4増)にすると発表した。

 自動車メーカーの積極的な国内生産の継続、クロスセルを活用したコンサルティングやフィナンシャル・アドバイザリーへの需要増を想定し、全セグメントで前期比増収を予想する。

 24.3期通期の連結営業利益は4.8億円(前の期比47.0%増)だった。主力のモノづくり事業において、オートモーティブサプライヤーの好調だったほか、2023年1月に連結子会社化したアペックスが収益に貢献した。ただ、会社計画の6.0億円は下回った。また、3Q累計では6.2億円を達成しており、4Q(1-3月)では営業赤字となっている。

 株価は、前期の営業利益が計画を下振れたことが嫌気されて大きく売られている。

★10:48  リンナイ-急騰 今期営業益14%増見込む 年間配当予想は20円増配
 リンナイ<5947.T>が急騰。同社は9日10時40分、25.3期通期の連結営業利益予想を450.0億円(前期比14.3%増)だと発表した。

 より高い省エネ性能が求められる時代のニーズに適合するハイブリッド給湯・暖房システム「ECO ONE」の普及拡大に取り組むとしている。

 24.3期通期の連結営業利益は393.6億円(前の期比5.0%減)だった。在庫水準の適正化に伴い、生産体制を例年水準に戻したことや価格改定効果の浸透などにより大きく損益が回復したが、上期のマイナスを挽回するには至らなかった。

 また、25.3期の年間配当予想を80円(前期は60円)とした。

★10:48  リンナイ-急騰 400万株・100億円上限に自社株買い 割合は2.79%
 リンナイ<5947.T>が急騰。同社は9日10時40分、400万株・100億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は5月10日~2025年1月31日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は2.79%となる。

★10:49  小池酸素工業-急落 前期経常益を上方修正も材料出尽くし
 小池酸素工業<6137.T>が急落。同社は8日、24.3期通期の連結経常利益予想を従来の38.0億円から51.5億円(前の期比36.0%増)に上方修正すると発表した。

 BCファイバーレーザー切断機などの中大型機の販売が想定を上回ったことや、為替相場が想定以上に円安傾向で推移したことなどを踏まえた。

 併せて24.3期の期末配当予想を100円から200円(前の期末は90円)に上方修正すると発表した。年間配当予想も同額となる。

 なお3Q累計時点で、会社計画に対する連結経常利益の進ちょく率は97.2%となっており、業績の上方修正は確実視されていた。材料出尽くしとなったことで、きょうは大きく売られている。

★10:50  森永製菓-3日続伸 独自素材「パセノール」摂取による長寿遺伝子の発現増加を確認
 森永乳業<2264.T>が3日続伸。同社は9日10時30分、機能性関与成分として「ピセアタンノール」を含有する同社独自の機能性表示対応食品素材「パセノール」の摂取群にて、基礎疾患の疑いのない成人男女においてサーチュイン遺伝子(長寿遺伝子)発現が増加する事を確認したと発表した。

 「パセノール」は、パッションフルーツ由来のポリフェノール成分「ピセアタンノール」を、同社の特許技術で抽出して完成させたもの。

★10:52  フクシマガリレイ-急落 今期営業益14%減見込む 前期は33%増
 フクシマガリレイ<6420.T>が急落。同社は9日、25.3期通期の連結営業利益予想を132億円(前期比13.8%減)に、年間配当予想を105円(前期は105円)にすると発表した。

 材料費・エネルギー価格の高騰、円安などにより先行き不透明な状況が続く見通し。この状況下、社員の人間性、製品・サービス技術力の向上による顧客との信頼関係構築に努めるとしている。

 24.3期通期の連結営業利益は153億円(前の期比33.2%増)だった。会社計画123億円を上回った。店舗改装や省エネ設備への入れ替えなどにより冷凍冷蔵ショーケース販売が堅調に推移した。物流の2024年問題を背景とした物流センター・冷蔵倉庫の建設需要や、半導体工場向けなどクリーンルーム向けの需要が増加したことも寄与した。期末配当は従来予想の73円に対し105円(23.3期末は73円)に決定した。


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