〔Market Flash〕ドル円は「ダイバージェンス」の可能性が高まる~大和

2024/05/09(木) 13:40
【13:40】ドル円は「ダイバージェンス」の可能性が高まる~大和  大和証券では、テクニカルの観点からドル円について考察している。先週のローソク足は相応の上ヒゲを残した大陰線。上値トライが完全に終了したと判断するのは尚早としながらも、ボリンジャーバンドが+2σを大幅に超過する水準は短期的には買われ過ぎと指摘している。また、13週のRSIが過熱ゾーンに達した後に水準を切り下げていることに着目。ローソク足が高値を更新する一方、RSIが昨年の最高水準を超えることなく天井を打ったのであれば、「ダイバージェンス(逆行現象)」を目の当たりにすることになるとコメントしている。これは精度の高い反転シグナルとされており、RSIが節目の50を割り込んだ場合には、その確度が一段と高まると大和では考えている。 【13:05】西日本でもエチレンに関する協業に進展~SMBC日興  SMBC日興証券では化学・繊維セクターに関して、旭化成<3407.T>、三井化学<4183.T>、三菱ケミカル<4188.T>が、各社が西日本に保有するエチレンプラントについて、カーボンニュートラル実現に向けて3社連携の検討を開始する旨を公表したことに注目している。国内のエチレンに関する協業では京葉臨海コンビナートにおける取り組みが先行していたが、今後は西日本においても議論が一段と活性化する可能性が高いとのこと。SMBC日興では、エチレンプラント再編への期待が高まる発表と捉えており、国内石油化学産業全体にとってポジティブな印象とコメントしている。 【10:30】化学では半導体材料を中心に強気スタンス~UBS  UBS証券では化学セクターに関して、半導体材料を中心に短期的にも材料需要回復の期待が高まっていると指摘している。石化誘導品でも一部でボトム圏からの市況改善が確認されているとのこと。UBSでは、化学セクター全般については「中立」の立場ではあるが、シリコンウエハを除く半導体材料や今後構造的な需要拡大が見込まれる部材については、「強気」のスタンスを採っている。個別では、フォトレジスト専業の東京応化工業<4186.T>、半導体材料も手掛ける三井化学<4183.T>をトップピックに挙げており、三菱ガス化学<4182.T>、ダイセル<4202.T>のカバレッジを開始している。 【9:50】目先は米4月消費者物価指数に注目~みずほ  みずほ証券では、米国の4月雇用統計は労働市場の急激な悪化を示すものではないと捉えており、FRBが利下げを急ぐ可能性は低いと考えている。米国の金融政策の先行きを占う上では、5月15日に公表される米4月消費者物価指数(CPI)に注目している。変動の大きい食品とエネルギーを除くコアの前月比の伸びが3カ月連続で+0.3%台後半、年率換算では+4%台とFRBの物価目標である前年比+2%を大きく上回って推移しており、市場予想の前月比+0.3%を上振れた場合には、米長期金利が上昇する可能性があると考えている。一方、市場予想通り前月比+0.2%台後半~0.3%台前半の伸びに鈍化すれば、今回の雇用統計の結果と合わせて利下げ開始の後ずれ観測が後退することで、長期金利の上昇圧力が和らぐと予想している。 【8:45】寄り前気配は長瀬産、コーセー、USS、ネットワンが高い気配値  主力株の寄り前気配では、長瀬産<8012>+18.52%、コーセー<4922>+14.71%、USS<4732>+10.27%、ネットワン<7518>+7.06%、ヒロセ電<6806>+5.00%、三和HD<5929>+4.25%、ニッコンHD<9072>+4.11%、グリー<3632>+3.79%、日本酸素<4091>+3.55%、オリックス<8591>+3.20%などが高い気配値。  一方、千代建<6366>-9.86%、ローム<6963>-7.23%、コカ・コーラ<2579>-4.50%、ソフトバンク<9984>-3.32%、ダイセキ<9793>-3.01%、ライオン<4912>-2.80%、戸田建<1860>-2.64%、岡三<8609>-2.55%などが安い気配値となっている。
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