前場コメント No.8 化工機、エムアップHD、リログループ、岩谷産、Eギャランティ、VEGA

2024/05/16(木) 11:35
★9:39  三菱化工機-大幅高 今期営業益9%増見込む 前期は75%増
 三菱化工機<6331.T>が大幅高。同社は15日、25.3期通期の連結営業利益予想を48.0億円(前期比8.8%増)に、年間配当予想を110円(前期は110円)にすると発表した。

 24.3期通期の連結営業利益は44.1億円(前の期比74.9%増)だった。売上原価率の改善、売上高の増加による売上総利益の増加などが寄与した。

 併せて24.3期の期末配当を従来予想の70円に対して80円(前の期末は80円)に決定した。

★9:42  エムアップHD-大幅高 今期営業益20%増見込む 前期は36%増
 エムアップホールディングス<3661.T>が大幅高。同社は15日、25.3期通期の連結営業利益予想を34.0億円(前期比20.3%増)に、年間配当予想を16.5円(前期は13.5円)にすると発表した。

 好調なファンクラブ・ファンサイトの会員数増加にけん引され、前期比で増収見通しで、増収に伴い収益性も向上する見込み。

 24.3期通期の連結営業利益は28.3億円(前の期比36.2%増)だった。主力のコンテンツ事業において、大型アーティストの獲得などにより会員数が大きく増加したことが寄与した。

★9:43  リログループ-大和が目標株価を引き上げ 想定よりも早期の悪材料出尽くし
 リログループ<8876.T>が反発。大和証券では、想定よりも早期の悪材料出尽くしと指摘。投資判断は「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は1600円→2000円に引き上げた。

 決算印象はポジティブと指摘。1)先ず、このタイミングでのSIRVAに係る減損計上は悪材料出尽くしに繋がるとみている。加えて、2)日本ハウズイングに係る売却益計上も鑑みれば、減損に拠る自己資本の毀損影響は25/3期末迄に一定程度回復の道筋が見えているという。更に、3)不動産売却益に係る開示の拡充と、ストック型KPIに即した業績予想の提示、更に役員報酬の自主返納等、会社側に状況立て直しに向けた意思があると感じられたとコメントしている。


★9:44  岩谷産業-岩井コスモが目標株価を引き上げ 中期的成長性を評価
 岩谷産業<8088.T>が反発。岩井コスモ証券では、中期的成長性を評価。投資判断は「A」を継続、目標株価は9200円→10500円に引き上げた。

 25.3期の会社計画は売上高9020億円(前期比6.4%増)、営業利益527億円(同4.1%増)、経常利益728億円(同10.0%増)、純利益540億円(同14.0%増)と利益は過去最高の更新を見込む。岩井コスモでは、今期は昨年6月に実施したM&A によるLPガス顧客の拡大や、4月に値上げを実施した産業ガスの堅調が見込めるほか、前期低調だった二次電池材料も在庫調整の一巡で回復に期待している。足元では生成AIの普及により将来電力需要が急拡大すると予想される中、クリーンエネルギーの水素を手がけていることで注目されることを予想し、中期的な成長性を評価している。


★9:45  イーギャランティ-大幅安 今期営業益5%増見込むもコンセンサス下回る
 イー・ギャランティ<8771.T>が大幅安。同社は15日、25.3期通期の連結営業利益予想を51.0億円(前期比5.2%増)に、年間配当予想を37円(前期は35円)にすると発表した。市場コンセンサスは59.1億円。

 過去最多となる新卒社員47名の採用及び既存社員の賃上げなどを実施。人件費が3億円増と、大幅増加することで今期の増益率は低下する見込み。

 24.3期通期の連結営業利益は48.5億円(前の期比16.8%増)だった。原価率の好転、営業活動効率化による経費削減が寄与した。一方で、更改契約において実施した、倒産増加を受けた高リスクの保証枠を減少させたことの影響で、想定より保証料率が上がらず、売上高達成率は96.5%と未達となった。

 なお、業績見通しがコンセンサスを下回ったことで、株価は売りが優勢となっている。

★9:48  ベガコーポ-急落 今期営業益56%増見込むも利益確定の売り
 ベガコーポレーション<3542.T>が急落。同社は15日、25.3期通期の連結営業利益予想を12.0億円(前期比55.5%増)に、年間配当予想を11円(前期は10円)にすると発表した。

 LOWYA事業については、マーケティングコストを抑制しながら利益重視の運営を継続するとともに、実店舗を新たに4-6店舗出店を計画。OMO型D2Cモデルの拡大に注力する。DOKODEMO事業は、マーケティングコストを抑制しながら、取扱商品およびジャンルの拡充により流通総額の拡大を図る。

 24.3期通期の連結営業利益は7.7億円(前の期比2.3倍)だった。LOWYA事業で、利益改善の取り組みとしてマーケティングコストの削減を中心に人件費・固定費の削減にも取り組んだ結果、販管費を大幅削減し、収益が改善した。

 お、株価は高く始まったものの、直近は決算期待の買いが入っていたことから利益確定の売りが入り、マイナスに転じている。


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