前場コメント No.10 ジャックス、冨士ダイス、AVILEN、新光商、東京精、住石HD

2024/05/16(木) 11:35
★10:12  ジャックス-大幅安 今期最終益19%減見込む 前期は10%増
 ジャックス<8584.T>が大幅安。同社は15日、25.3期通期の連結純利益予想を195億円(前期比18.0%減)に、年間配当予想を210円(前期は220円)にすると発表した。市場コンセンサスは244億円。

 一部の加盟店で利上げなどの事業改革を行った影響で、クレジット事業の取扱高が減速する見込み。海外事業においてはベトナムやインドネシア経済の不確実性が高まり、厳しい事業環境を想定する。

 24.3期通期の連結純利益は238億円(前の期比9.8%増)だった。国内のクレジット事業では、市場環境の変化に対応するため、一部の加盟店で利上げを行った結果、取扱高が横ばいとなったものの、営業収益は増加した。

★10:18  冨士ダイス-急騰 今期営業益26%増見込む 前期は30%減
 冨士ダイス<6167.T>が急騰。同社は15日、25.3期通期の連結営業利益予想を10.2億円(前期比26.1%増)に、年間配当予想を40円(前期は32円)にすると発表した。

 策定した新中計に基づき、各種施策を実施する。

 24.3期通期の連結営業利益は8.1億円(前の期比29.7%減)だった。売上高の減少や、熊本製造所冶金棟建設に伴う一時的な費用増の影響などが響いた。
 
 併せて24.3期の期末配当を従来予想の22円に対して32円(前の期末は22円)に決定した。年間配当も同額となる。

★10:18  冨士ダイス-急騰 新中計を策定 27.3期のROE7%めざす
 冨士ダイス<6167.T>が急騰。同社は15日、25.3期から27.3期までの3年間を計画期間とする中期経営計画を策定したと発表した。「変化に対応できる企業体質への転換」を中期方針とし、各種施策を実施するという。
 
 数値目標として、27.3期の営業利益は20.0億円(24.3期は実績値で8.1億円)、ROEは7.0%(同3.5%)をめざすとしている。

★10:20  AVILEN-急落 1Q営業益32%減 ビルドアップの売上高の減少響く
 AVILEN<5591.T>が急落。同社は15日に、24.12期1Q(1-3月)の営業利益は4300万円(前年同期比32.1%減)だったと発表した。

 売上総利益率の高いビルドアップの売上高が減少した。また、ビルドアップの営業力およびクオリティ向上のための人員拡充も響いた。

★10:25  新光商事-大幅安 今期営業益80%減見込む 年間配当は大幅減配方針
 新光商事<8141.T>が大幅安。25.3期通期の連結営業利益予想を10.0億円(前期比79.5%減)だと発表した。

 4月に開示済みの主要取引先との特約店契約終了を受けて、減益を計画しているようだ。

 24.3期通期の連結営業利益は48.8億円(前の期比31.6%減)だった。

 また、24.3期の期末配当予想を26.5円から22.0円(前の期は40.0円)に修正した。25.3期年間配当予想は15.5円(前期は48.5円)となる。

★10:26  東京精密-岩井コスモが目標株価を引き上げ 中計目標に肉薄する展開が期待できる
 東京精密<7729.T>が反発。岩井コスモ証券では、中計目標に肉薄する展開が期待できると指摘。投資判断は「A」を継続、目標株価は12000円→14000円に引き上げた。
 
 生成AI/HBMメモリ向けの好調持続に加え、スマホなど民生向けが復調することで今期業績は急回復。中計目標に肉薄する展開が期待できるとみている。中期的にも成長局面に入りを予想。予想PERが20倍割れと半導体装置株として割安であり上値余地は大きいと考えている。

★10:28  住石HD-ストップ高買い気配 麻生と資本業務提携 麻生の子会社へ
 住石ホールディングス<1514.T>がストップ高買い気配。同社は15日、麻生(福岡県飯塚市)との資本業務提携を発表した。

 麻生は、同社の普通株式の市場内(立会内)での取得により、保有する同社株式の議決権保有割合を50.0%超60.0%以下とすることをめざす。これにより、同社は麻生の連結子会社となる予定。現在の同社に対する麻生の議決権割合は49.08%。
 
 提携により、両社の主力事業の安定的成長に向けた協業関係の構築、同社の九州地区における事業の拡大などに取り組むとしている。

★10:28  住石HD-ストップ高買い気配 今期最終益28%減見込む 麻生との資本業務提携も発表
 住石ホールディングス<1514.T>がストップ高買い気配。同社は15日、25.3期通期の連結純利益予想を54.0億円(前期比28.3%減)に、年間配当予想を42円(前期は60円)にすると発表した。 

 24.3期通期の連結純利益は75.3億円(前の期比2.1倍)だった。石炭事業部門において、出資先である豪州ワンボからの受取配当金が増加したことなどが寄与した。

 なお、同時に発表した麻生との資本業務提携を受け、株価は買われている。


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