後場コメント No.3 太陽誘電、ニッスイ、伊藤忠、菱地所、フコク、明治HD

2024/07/18(木) 15:00
★13:21  太陽誘電-底堅い ウエアラブル端末向け積層メタル系パワーインダクタを拡充
 太陽誘電<6976.T>が底堅い。同社は18日、積層メタル系パワーインダクタ「MCOIL LSCN」シリーズに「LSCND1006HKT2R2MF」など2サイズ2アイテムの量産を開始したと発表した。
 
 これらの商品は、TWSやスマートウォッチに代表される超小型・高性能が求められるウエアラブル端末などの電源回路向けチョークコイル用途のパワーインダクタで、同社従来品の「LSCNB1608HKT2R2MD」から体積を約5割削減し、機器の小型化などに貢献するとしている。

★13:28  ニッスイ-大幅高 円高進行を好感 水産や食品株が値上がり率上位
 ニッスイ<1332.T>が大幅高。円高の進行が好感されている。

 前日の東京市場大引けでは1ドル158円台で推移していたが、その後に円高が急進行。河野デジタル相やトランプ前大統領による円安是正の発言が伝わり、一気に円高へ振れた。一時155円台を付ける場面もあり、足元では156円台と前日よりも円高水準で推移している。

 円高によるコスト低下の期待から、同社やマルハニチロ<1333.T>などの水産株、山崎製パン<2212.T>やニチレイ<2871.T>、カルビー<2229.T>などの食品株に買いが入っている。東証の業種別騰落率では、1位が水産、2位が食料品となっている。

★13:39  伊藤忠商事-3日ぶり反落 サプライチェーン課題の可視化・改善支援ソリューション提供開始
 伊藤忠商事<8001.T>が3日ぶり反落。同社は18日、グループ企業が抱えるサプライチェーン課題において、配送時間、倉庫作業の人件費、滞留在庫量などをデータで可視化し、改善策を立案・支援する「サプライチェーン視る・解く・回すサービス」の提供を開始したと発表した。
 
 同サービスでは、ブレインパッド<3655.T>らとともに開発した約70種のダッシュボードを活用することで、企業のサプライチェーンを「視る」(データ・業務の課題の初期診断)、「解く」(発見したデータ・業務についての課題改善)、「回す」(定期診断、自走化支援)を一気通貫で実施することが可能だとしている。

 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★13:44  三菱地所-反落 木質3Dプリントによる生産システム構築
 三菱地所<8802.T>が反落。同社は18日、木質3Dプリントを用いて資源を循環させる生産システム「Regenerative Wood」を構築したと発表した。

 このシステムはフィラメント(3Dプリンターで建築部材を出力する際に材料となる成形用の樹脂素材)に木の製材加工時に生じる木粉を用いることで、廃棄物を再生可能な素材とする。同社の本店総合受け付けには、世界初の木質3Dプリント建築物「TSUGINOTE TEA HOUSE」を展示しているとした。

 なお、株価は軟調な地合いから売りが優勢となっている。

★13:53  フコク-続落 インド事業を拡大 開発・営業・生産を一層強化
 フコク<5185.T>が続落。同社は18日13時30分、インドにおける開発・営業・生産の各体制のさらなる強化を図ると発表した。
 
 インドの市場成長に確実に対応し、顧客の足元で要望や困り事に即応して開発期間を短縮するソリューションビジネスへの転換を進めるため、テクニカルセンター(設計・評価機能)の設置、営業所の設置、鋳物工場の設置などを行うとしている。
  
 なお、株価への好影響は限定的となっている。

★14:00  明治HD-続伸 チョコレートなどの価格改定・内容量変更を実施
 明治ホールディングス<2269.T>が続伸。同社は18日、2024年9月2日出荷分よりアイスクリームの価格改定、2024年10月1日発売・出荷分よりチーズ・常温クリーム類・レトルトカレーの内容量変更および価格改定を実施すると発表した。
 
 アイスクリームは約5-11%、チョコレート・スナックは約6-31%、常温クリーム類は約21%、レトルトカレーは約17%、それぞれ価格改定を実施するとしている。


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