後場コメント No.2 TDK、キヤノン、丸紅、イートアンドH、レゾナック、両毛シス

2024/07/23(火) 15:03
★12:49  TDK-野村が目標株価引き上げ 受動部品とエナジー応用で新製品効果を見込む
 TDK<6762.T>が続落。野村証券では、受動部品とエナジー応用で新製品効果を見込むとし、投資判断「1(Buy)」を継続、目標株価を11300円→12300円と引き上げた。

 野村では、為替前提を円安方向(1ドル150→155円)に見直したほか、受動部品がAIデータセンター向けで、エナジー応用がAIデータセンターと半導体製造装置向けで需要が改善すると考え、業績予想を上方修正した。同社の製品開発は、業界トレンドや顧客要求にマッチしており、新製品投入が収益の改善につながる流れが今後続くと指摘している。

★12:55  キヤノン-MSMUFGが目標株価引き上げ 収益性改善を評価
 キヤノン<7751.T>が反発。モルガン・スタンレーMUFG証券では、収益性改善を評価。投資判断は「Overweight」を継続し、目標株価を5300円→5400円に引き上げた。

 MSMUFGでは、新規事業の成長や全社的な構造改革効果が業績に具現化する際の再評価余地は大きいと想定している。25.12期を最終年度とする現中計の目標数値は予想3カ年では達成のハードルが高いとみているが、原価低減の進展、メディカルやインダストリアルなどの成長事業の業績貢献拡大から、営業利益率はリーマン以降の停滞を脱すると予想。これはコンセンサスの状況からは充分に織り込まれていないと指摘した。同社は25.12期に向けてレガシー事業での資産圧縮やメディカルの収益改革を実施する考えで、カタリストとして注目としている。

★12:59  丸紅-底堅い 京都フュージョニアリングへ出資
 丸紅<8002.T>が底堅い。同社は23日、フュージョン(核融合)エネルギー実現に向けて研究・開発を行う京都フュージョニアリング(東京都千代田区)へ出資したと発表した。
 
 京都フュージョニアリングは、フュージョンエネルギープラントで必要な重要機器・システムの開発およびプラントエンジニアリングを一手に担っているという。世界初となるフュージョンエネルギー発電システムの試験施設を建設するなど、フュージョンエネルギー実現に向けた開発を先駆的に進めており、フュージョンエネルギー産業におけるサプライチェーン構築に取り組んでいるとしている。
 
 同出資を通じ、京都フュージョニアリングおよびステークホルダーと協業しながら、フュージョンエネルギー分野における産業創造をめざすとともに、脱炭素社会およびエネルギー安定供給の実現に貢献するとしている。

★13:06  イートアンド-4日ぶり反発 年間配当予想を増額 大阪王将創業55周年記念配を実施
 イートアンドホールディングス<2882.T>が4日ぶり反発。同社は23日13時、25.2期の年間配当予想を従来の10円から15.5円(前期末は10円)に引き上げると発表した。普通配当10円に加え、大阪王将創業55周年記念配当5.5円を実施するとしている。

★13:09  レゾナック-後場上げ幅拡大 石油化学事業の子会社設立 2~3年後スピンオフ実行へ
 レゾナック・ホールディングス<4004.T>が後場上げ幅拡大。同社は23日13時、以前に公表した石油化学事業のパーシャル・スピンオフ検討開始に関し、石油化学事業に関する子会社クラサスケミカルを設立すると発表した。

 石油化学事業のスピンオフにより、独立した上場会社として石油化学のグリーン・トランスフォーメーション実現のための取り組みを加速させる。クラサスケミカルの設立は8月1日。パーシャル・スピンオフについては、2~3年後の実行を念頭に置き、詳細内容の検討を進めているとした。

★13:12  両毛システムズ-後場急落 1Q営業益59%減 各種コスト増が響く
 両毛システムズ<9691.T>が後場続落。同社は23日13時、25.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は1.7億円(前年同期比58.9%減)だったと発表した。
 
 材料費および人件費の増加や、新規稼働したデータセンターの減価償却費の増加などが響いた。


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