後場コメント No.4 日電硝、泉州電、オプティム、太陽誘電、AGC、ナ・デックス、ストリーム

2024/12/09(月) 15:31
★14:13  日本電気硝子-SMBC日興が目標株価引き上げ ディスプレイ用ガラス値上げが業績貢献へ
 日本電気硝子<5214.T>が3日続伸。SMBC日興証券では、ディスプレイ用ガラスの値上げが業績貢献すると予想。投資評価は「2(中立)」を継続し、目標株価を3800円→3900円に引き上げた。

 ディスプレイ用ガラスは海外最大手のCorningを筆頭に値上げの取り組みが本格化。SMBC日興では、25.12期にかけては同社も値上げで収益改善が進むと考えている。一方で複合材については中国勢との競争が依然として厳しく、来期も楽観視できないと想定。事業構造改革など外部環境に頼らない業績改善の取り組みが示されれば、市場での評価は高まるとみている。

★14:14  泉州電業-後場急騰 今期営業益6.3%増見込む 前期は24%増
 泉州電業<9824.T>が後場急騰。同社は9日14時、25.10期通期の連結営業利益予想を110億円(前期比6.3%増)に、年間配当予想を140円(前期は130円)にすると発表した。

 ユーザーニーズに対応するため、同社の強みである即納体制をさらに充実させ、営業拠点の整備、拡充を行い、提案型営業を推進する。オリジナル商品、新商品の開発、拡販に加え、グローバル展開の強化を図り、受注の拡大に努めるとしている。

 24.10期通期の連結営業利益は103億円(前の期比23.7%増)だった。

 併せて、25.10期から27.10期までの3年間を計画期間とする中期経営計画を策定したと発表した。 数値目標として、27.10期の売上高は1600億円(24.10期は実績値で1361億円)、ROEは15%以上(同14.4%)をめざすとしている。

★14:14  泉州電業-後場急騰 10万株・5億円を上限に自社株買い 消却も発表
 泉州電業<9824.T>が後場急騰。同社は9日14時、10万株・5億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2024年12月10日~2025年4月30日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は0.57%となる。

 併せて、100万株の自己株を消却すると発表した。消却予定日は12月16日。消却前の発行済株式総数に対する割合は5.13%となる。

★14:18  オプティム-大幅高 京セラとモバイル端末のセキュリティ・業務効率化向上で協力
 オプティム<3694.T>が大幅高。同社は9日14時、京セラ<6971.T>が提供する「DIGNO SX4」をはじめとするビジネス向けモバイル端末に、同社が提供するMDM・PC管理サービス「Optimal Biz」が対応したと発表した。

 同端末に対応することにより、紛失やセキュリティ面の不安など、導入後の思わぬトラブルから解放され、安心して端末を運用することができるとしている。

★14:42  太陽誘電-4日ぶり反発 東北大学と共同研究部門を開設
 太陽誘電<6976.T>が4日ぶり反発。同社は9日、東北大学と2024年10月1日に高温エネルギー変換デバイスの技術開発促進を目的として、共同研究部門を開設したと発表した。

 今回設置された共同研究部門では、同社の技術ノウハウと東北大学の先端研究リソースを融合し、これら高温エネルギー変換デバイスの重要課題である評価・解析技術の向上と高信頼性の確保を図り、早期の社会実装に向けた研究開発を加速するとしている。

★14:53  AGC-SMBC日興が目標株価引き上げ ディスプレイ用ガラス値上げなどに注目
 AGC<5201.T>が4日ぶり反発。SMBC日興証券では、ディスプレイ用ガラスの値上げと中計見直しに注目。投資評価は「2(中立)」を継続し、目標株価を5400円→5500円に引き上げた。

 SMBC日興では、目標株価の算出基準年度である25.12期の予想EPSを427.9円から422.8円へ引き下げる一方、事業別の収益貢献の変化から、SOTPで算出したPERを12.6倍→13.0倍とした。25.12期に向けてはコア事業を中心に厳しい事業環境が続くと想定されるが、電子が引き続き業績をけん引すると見込む。特にディスプレイ事業については、拠点再編など構造改革効果に加えて、24.12期下期から本格的に取り組んでいる値上げが業績の押し上げに貢献するとみている。

★15:06  ナ・デックス-後場急落 決算発表を延期 業務委託社員による不適切取引が判明
 ナ・デックス<7435.T>が後場急落。同社は9日15時、25.4期上期(5-10月)の決算発表を延期すること、および25.4期半期報告書の提出期限延長の申請を検討することを発表した。

 業務委託社員により架空の商品を対象とする循環取引を行っていた疑惑が判明した。このため特別調査委員会を設置し、事案の全容解明に徹底的な調査を行うことが必要と判断した。今後の見通しについては、関係各所との確認が取れ次第、方向性が定まった段階で速やかに公表するとしている。従来の決算発表予定日は12月13日だった。

★15:09  ストリーム-反発 3Q累計営業益13%増 ネット通販でエアコンやデジカメ好調
 ストリーム<3071.T>が反発。同社は9日15時、25.1期3Q累計(2-10月)の連結営業利益は7700万円(前年同期比13.4%増)だったと発表した。

 インターネット通販事業において、デジタルカメラ関連、猛暑の影響によりエアコンなどの季節商品が好調だった。ビューティー&ヘルスケア事業が黒字となったことなども寄与した。


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