前場コメント No.3  かんぽ、トレードワクス、セキュア、JEH、楽天G、日ペイントH

2025/02/17(月) 11:31
★9:05  かんぽ-3日ぶり大幅反落 3Q累計最終益30%増もコンセンサス下回る
 かんぽ生命保険<7181.T>が3日ぶり大幅反落。同社は14日、25.3期3Q累計(4-12月)の連結純利益は844億円(前年同期比29.6%増)だったと発表した。市場コンセンサスは899億円。

 運用環境が好転したことによる資産運用収益の増加などが寄与した。

 なお、株価はコンセンサス予想を下回る結果となったことで、売りが優勢となっている。

★9:05  トレードワークス-買い気配 SBIと資本業務提携 第三者割当増資で5億円調達
 トレードワークス<3997.T>が買い気配。同社は14日、SBIホールディングス<8473.T>と資本業務提携するとともに、SBIホールディングス、松井証券<8628.T>、岩井コスモホールディングス<8707.T>を割当先とする第三者割当により、新株式発行を行うと発表した。

 新株式の払込期日は3月4日。発行株数は45万6000株。発行価額は1株当たり1183円。
 
 差引手取概算額として合計で5億3344万8000円を調達し新たな金融サービス基盤の構築などに充当する。希薄化割合は13.24%。

 SBIHDとの業務提携の内容は、1.証券分野における協業、2.暗号資産やデジタル証券領域における協業、3.次世代金融領域における協業、4.その他、本契約当事者が別途合意する事項としている。

★9:06  セキュア-急落 メルコHDと資本業務提携 第三者割当増資で15億円調達
 セキュア<4264.T>が急落。同社は14日、メルコホールディングス<6676.T>と資本業務提携し、メルコHDを割当先とする第三者割当により新株式を発行すると発表した。

 払込期日は2月14日。発行株数は80万株。発行価額は1株につき1819円。差引手取概算額で14億5130万円を調達し、M&A資金などに充当する。希薄化割合は16.75%。同社は、メルコHDとの協業を通じて、パートナーシップ関係を構築し、新たなサービスの共同開発や両社の事業を拡大させることをめざすとしている。

 株価は希薄化懸念から売りが優勢となっている。

★9:07  JEH-大幅に3日続落 株式の売り出しならびにプライム移行を中止 インサイダー規制違反の疑い
 Japan Eyewear Holdings<5889.T>が大幅に3日続落。同社は14日、10日に開示した同社株式の売り出しを中止すること、ならびに東京証券取引所プライム市場への上場市場区分変更申請を取り下げることを発表した。

 同社の内部管理体制に関連して確認すべき事項が発見されたため。今後の市場区分の変更手続きの再開タイミングについては、当該確認の結果を踏まえ、状況を見極めた上で総合的に判断する予定であり、開示すべき事項が発生した場合には速やかに公表するとしている。

 なお、同社は16日、同社HPにおいて、株式の売り出しの中止および市場区分の変更申請の取下げを行った理由は、株式の売り出しについて外部公表を行う前に、株式の売り出しを知りうる立場にある役員が同社株式を購入しており、インサイダー取引規制違反が疑われる事態が判明したためと発表した。

★9:09  楽天グループ-4日ぶり大幅反落 最終損益は赤字縮小もコンセンサスを下回る。
 楽天グループ<4755.T>が4日ぶり大幅反落。同社は14日、24.12期通期の連結営業損益(IFRS)は530億円の黒字(前の期は2129億円の赤字)だったと発表した。純損益は1624億円の赤字(前の期は3395億円の赤字)となった。市場コンセンサスは営業損益が169億円の赤字、純損益が1163億円の赤字。

 インターネットサービスにおいて、収益性の向上を企図したマーケティング施策変更などを経てセグメント損益が大幅に改善した。フィンテックの利益増加や、モバイルの損失縮小なども寄与した。未定だった期末配当は無配に決定した。

 25.12期の連結業績予想は非開示とした。株式市況の影響を大きく受ける証券サービスを除いた連結売上収益については、前期に比べ2ケタの成長率をめざすとしている。

 株価は純損益がコンセンサスを大幅に下回る赤字となったことが嫌気されて売りに押されている。発表前に期待買いが入っていたこともあり、目先の材料出尽くし感も出てきているもよう。

★9:10  日本ペイントHD-大幅反発 今期営業益5.5%増見込む 前期は11%増
 日本ペイントホールディングス<4612.T>が大幅反発。同社は14日、25.12期通期の連結営業利益(IFRS)予想を1980億円(前期比5.5%増)に、年間配当予想を16円(前期は15円)にすると発表した。市場コンセンサスは2040億円。

 各地域で販売網の拡充やブランド力の強化などによる汎用事業の成長継続に加え、接着剤などの塗料周辺事業の強化などを推し進める。また、国内外のグループ会社の自律的な経営を推進し、各地域・事業領域においてシェアの拡大を図るとしている。

 24.12期通期の連結営業利益は1876億円(前の期比11.2%増)だった。


関連ニュース
日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,503.33 +574.70
TOPIX 2,733.49 +34.77
グロース250 684.26 +7.78
NYダウ 41,368.45 +254.48
ナスダック総合 17,928.14 +189.98
ドル/円 145.20 -0.71
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ