明日の戦略-3桁下落も高値引け、悪い流れを断ち切れるか
11日の日経平均は反落。終値は235円安の36793円。米国株の大幅安や円高進行を嫌気して、400円超下げて始まった。序盤はほぼ全面安となり、下値を探る展開。10時近辺では下げ幅を4桁に広げ、36000円を下回った。一方、節目を割り込んだ後は、一転して押し目を拾う動きが活発となった。36300円台まで戻して前場を終えると、後場は36500円を難なく上回り、36700円台まで水準を切り上げた。終盤の動きが良く、3桁の下落とはなったものの高値引け。グロース250指数はプラス圏に浮上しており、こちらも高値引けとなった。
東証プライムの売買代金は概算で5兆4800億円。業種別では小売、倉庫・運輸、鉱業などが上昇した一方、証券・商品先物、非鉄金属、サービスなどが下落した。「焼鳥屋 鳥貴族」で価格改定(値上げ)を実施すると発表したエターナルホスピタリティグループ<3193.T>が大幅上昇。半面、前期の営業減益着地や今1Qの大幅営業減益見通しが嫌気されたミライアル<4238.T>が急落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり418/値下がり1176。ナスダックの大幅安を受けて序盤では半導体株が大きく売られていたが、アドバンテストやSCREENが切り返してプラス転換。TOWAは4%を超える上昇となった。売出価格が決まったゆうちょ銀が商いを伴って上昇。月次が好感されたMonotaROが急伸した。通期の見通しを上方修正したMTGは、買いが殺到してストップ高となった。
一方、米長期金利の低下を嫌って金融株が軟調。T&D、みずほFG、SOMPOなどの下げが大きかった。株安進行を受けて野村HDが4%を超える下落。ナスダックの大幅安を受けてソフトバンクGやリクルートなどグロース株の一角が大幅安となった。1Qが最終赤字となった学情が13.2%安と急落した。
日経平均の安値は35987円まであり、36000円を割り込んだ。一方、ローソク足では下に長いヒゲをつけており、終値(36793円)は寄り付き(36584円)を上回って高値引け。下に値幅は出たものの、終わってみれば常識的な下げにとどまり、引け味も良かった。下値での買い意欲が確認できただけに、悪い流れを断ち切ることができるか、あす以降の動きが大きく注目される。
目先は日米長期金利やドル円の動きが大きくなる可能性がある。国内ではあすの寄り前に、2月国内企業物価指数や1-3月期法人企業景気予測調査の発表がある。春闘の集中回答日でもあり、日銀の早期追加利上げが意識される可能性がある。米国ではあす2月の消費者物価指数(CPI)が発表される。日本株を見る上では為替が大きく円高に振れてしまうと、押し目買い意欲が削がれてしまう。円高一服で大幅高の展開に期待したいところではあるが、逆の展開も想定されるだけに為替動向には注意を払っておきたい。
東証プライムの売買代金は概算で5兆4800億円。業種別では小売、倉庫・運輸、鉱業などが上昇した一方、証券・商品先物、非鉄金属、サービスなどが下落した。「焼鳥屋 鳥貴族」で価格改定(値上げ)を実施すると発表したエターナルホスピタリティグループ<3193.T>が大幅上昇。半面、前期の営業減益着地や今1Qの大幅営業減益見通しが嫌気されたミライアル<4238.T>が急落した。
東証プライムの騰落銘柄数は値上がり418/値下がり1176。ナスダックの大幅安を受けて序盤では半導体株が大きく売られていたが、アドバンテストやSCREENが切り返してプラス転換。TOWAは4%を超える上昇となった。売出価格が決まったゆうちょ銀が商いを伴って上昇。月次が好感されたMonotaROが急伸した。通期の見通しを上方修正したMTGは、買いが殺到してストップ高となった。
一方、米長期金利の低下を嫌って金融株が軟調。T&D、みずほFG、SOMPOなどの下げが大きかった。株安進行を受けて野村HDが4%を超える下落。ナスダックの大幅安を受けてソフトバンクGやリクルートなどグロース株の一角が大幅安となった。1Qが最終赤字となった学情が13.2%安と急落した。
日経平均の安値は35987円まであり、36000円を割り込んだ。一方、ローソク足では下に長いヒゲをつけており、終値(36793円)は寄り付き(36584円)を上回って高値引け。下に値幅は出たものの、終わってみれば常識的な下げにとどまり、引け味も良かった。下値での買い意欲が確認できただけに、悪い流れを断ち切ることができるか、あす以降の動きが大きく注目される。
目先は日米長期金利やドル円の動きが大きくなる可能性がある。国内ではあすの寄り前に、2月国内企業物価指数や1-3月期法人企業景気予測調査の発表がある。春闘の集中回答日でもあり、日銀の早期追加利上げが意識される可能性がある。米国ではあす2月の消費者物価指数(CPI)が発表される。日本株を見る上では為替が大きく円高に振れてしまうと、押し目買い意欲が削がれてしまう。円高一服で大幅高の展開に期待したいところではあるが、逆の展開も想定されるだけに為替動向には注意を払っておきたい。
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