後場コメント No.4 石原産、湖池屋、日清食HD、三菱重、新日電工、SMK

2025/05/08(木) 15:31
★13:17  石原産業-後場急騰 今期経常益12%増見込む 前期は計画上振れ
 石原産業<4028.T>が後場急騰。同社は8日13時、26.3期通期の連結経常利益予想を127億円(前期比11.5%増)に、年間配当予想を100円(前期は85円)にすると発表した。

 有機化学事業の主力農薬では、欧州では除草剤の販売が落ち込むものの、米州では南米を中心に需要が堅調に推移するものと見込む。また研究開発などの費用の増加が、利益を圧迫すると見込む。為替レートは1米ドル=140円、1ユーロ=160円。

 25.3期通期の連結経常利益は114億円(前の期比23.3%減)だった。会社計画の95億円から上振れた。米ドル、ユーロの為替レートがともに想定よりも円安に推移したことなどが寄与した。

★13:22  湖池屋-後場プラス転換 今期営業益3%増見込む 前期は12%増
 湖池屋<2226.T>が後場プラス転換。同社は8日13時15分、26.3期通期の連結営業利益予想を41.5億円(前期比3.2%増)に、年間配当予想を55円(前期は55円)にすると発表した。

 原材料価格や人件費の増加などを見込む一方、高付加価値商品を軸とした販売戦略を進め、DX推進による効率化も含めた全社的なコスト削減活動を徹底する。また、必要に応じた価格改定も順次実施することで利益確保をめざすとしている。

 25.3期通期の連結営業利益は40.2億円(前の期比11.7%増)だった。リニューアルを実施した「湖池屋プライドポテト」のほか、「湖池屋ポテトチップス」や「スコーン」などの各種定番商品の販売が好調だった。必要に応じた価格改定を実施したことや、海外が好調だったことも寄与した。

★13:27  日清食品HD-後場急騰 今期営業益は上限で7%増見込む 前期は1%増
 日清食品ホールディングス<2897.T>が後場急騰。同社は5月8日13時15分に、26.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)を756.0~796.0億円(レンジ形式:前期比1.7%増~7.0%増)に、年間配当予想を70円(前期は70円)にすると発表した。

 業績予想に使用した主要なレートは、1米ドル145.00円、1香港ドル18.60円、1ブラジ
ルレアル25.20円。米国関税影響については、米国事業における完成品の輸入は僅少であり、影響は一部資材コストに限定。対中IEEPA追加関税20%は業績予想に織り込み済としている。

 25.3期通期の連結営業利益は743.7億円(前の期比1.4%増)だった。コスト上昇圧力あるなか、効果的なマーケティング活動などにより、全セグメントで増収増益となったことが寄与した。

★13:27  日清食品HD-後場急騰 950万株・200億円を上限に自社株買い 消却も発表
 日清食品ホールディングス<2897.T>が後場急騰。同社は5月8日13時15分に、950万株・200億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2025年5月9日~2025年11月28日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は3.22%となる。

 併せて、500万株の自己株式を消却することも発表した。消却予定日は2025年5月30日。消却前の発行済み株式総数に対する割合は1.65%となる。

★13:31  三菱重工業-後場急伸 IHIが決算発表で急騰 重工各社に期待買い
 三菱重工業<7011.T>が後場急伸。IHI<7013.T>が8日13時に26.3期ガイダンスを発表したことが材料視されている。

 IHIは26.3期通期の連結営業利益(IFRS)予想を1500.0億円(前期比4.5%増)としており、市場予想1550.8億円を下回った。なお、不確実性の高い事業環境を踏まえ、一定のリスクバッファを織り込み利益は前年と同水準を見込んでいる。

 保守的ガイダンスでありつつも増益を見込んでいることが好感され、IHIの株価は後場に一時10%高となる場面が見られた。同社は9日に決算発表を予定しており、期待買いが入っている。同じく9日決算発表予定の川崎重工業<7012.T>も後場に買われている。

★13:34  新日本電工-後場下げ幅拡大 未定だった今期経常益28%減見込む 1Qは21倍
 新日本電工<5563.T>が後場下げ幅拡大。同社は7日13時、未定だった25.12期通期の連結経常利益予想を35.0億円(前期比28.0%減)にすると発表した。マンガン鉱石市況下落に伴う在庫影響などにより、減益の見通し。

 25.12期1Q(1-3月)の連結経常利益は3.8億円(前年同期比21.2倍)だった。機能材料事業および焼却灰資源化事業の増益が寄与した。なお、在庫影響や一過性要因を除いた実力ベース経常利益は前期並みとしている。

 また、未定としていた25.12期の中間配当予想を5円(前期中間は4円)とした。期末配当および年間配当予想は未定とした。

★13:37  SMK-後場マイナス転換 今期営業黒字転換見込むも材料出尽くし
 SMK<6798.T>が後場マイナス転換。同社は5月8日13時30分に、26.3期通期の連結営業損益予想は5.0億円の黒字(前期は2.4億円の赤字)にすると発表した。

 グローバルでの生産体制の効率化、顧客のニーズに適確に対応した新製品の投入、売価改定、固定費の削減などを強化するとした。前提と為替レートは1米ドル145円。

 25.3期通期の連結営業損益は2.4億円の赤字(前の期は12.4億円の赤字)だった。情報通信市場における主要得意先の需要減や、同社メキシコ生産子会社の退職給付費用2億6500万円を計上したことなどにより、赤字継続となった。

 しかし、株価は決算期待で上昇していたこともあり、材料出尽くしで売りが優勢となっている。


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