前場コメント No.8 ダイキン、OLC、SEH&I、JAL、ダイヘン、MTG

2025/05/09(金) 11:33
★9:41  三菱自動車-3日ぶり反発 今期最終益2%減見込む 前期は計画上振れ
 三菱自動車<7211.T>が3日ぶり反発。同社は8日、26.3期通期の連結純利益予想を400億円(前期比2.4%減)に、年間配当予想を10円(前期は15円)にすると発表した。市場コンセンサスは735億円。

 前年上期は為替の追い風もあり堅調に推移してきたものの、下期に入り利下げ効果が一巡したことや為替の円高基調への転換に加え、米国の関税政策が発表された。特に自動車業界にとって逆風が強いとみられるが、引き続き変化に機敏に対応し、新型車投入効果を最大化するとともにコストの管理を徹底するとしている。想定為替レートは1米ドル145円、1ユーロ162円とした。

 25.3期通期の連結純利益は410億円(前の期比73.5%減)だった。会社計画は350億円。新型車を主体とした台数増加を着実に収益につなげると同時に、費用削減の徹底により計画を上回った。

 なお、前期の計画上振れや、貿易交渉の進展期待、足元の円安進行などを受けて株価は買いが優勢となっている。

★9:42  OLC-SMBC日興が目標株価引き下げ 短期カタリスト不足
 オリエンタルランド<4661.T>が5日ぶり反落。SMBC日興証券では、短期カタリスト不足、長期戦略は期待材料あるが不明点も多いと判断。投資判断「2」を継続、目標株価を3800円→3300円と引き下げた。

 SMBC日興では、25.3期4Q入園者数、26.3期ガイダンスが株式市場の期待に届かず、短期的には株式市場の高い期待がさらに上がる材料は乏しいとみている。決算と同時に発表された長期経営戦略では期待したい材料もあったが、不明な点もまだ多く、今後の追加での説明に期待したいとした。

★9:46  SE H&I-急騰 今期営業益16%増見込む 自社株買いも発表
 SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ<9478.T>が急騰。同社は8日、26.3期通期の連結営業利益予想を9.5億円(前期比16.2%増)に、年間配当予想を3.5円(前期は3.5円)にすると発表した。

 事業会社各社の再建、新規収益基盤の創出、事業会社経営人材の拡充と育成、および収益基盤の質の多様性による長期成長基盤の充実を重点課題として引き続き取り組むことにより、増収増益を見込む。

 25.3期通期の連結営業利益は8.2億円(前の期比32.7%減)だった。主力の出版事業が、オンライン広告収入の減少や原価・販売コストの上昇などにより減益となったことなどが響いた。

 なお、同日発表された自社株買いも好感されている。

★9:46  SE H&I-急騰 40万株・1億円を上限に自社株買い 割合は2.43%
 SEホールディングス・アンド・インキュベーションズ<9478.T>が急騰。同社は8日、40万株・1億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は2025年5月9日~6月20日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は2.43%となる。

 併せて、100万株の自己株を消却すると発表した。消却予定日は6月6日。消却前の発行済株式総数に対する割合は5.53%となる。

★9:47  JAL-SBIが目標株価引き上げ 国際旅客、マイル・受託が増益けん引
 日本航空<9201.T>が反発。SBI証券では、国際旅客、マイル・受託が増益けん引、関税影響を注視とし、投資判断「買い」を継続、目標株価を3500円→4350円と引き上げた。

 SBIでは注目点として、「国際旅客は4-6月も好調持続、関税影響による出張抑制などを注視」、「路線拡大によりLCC子会社が収益貢献、中国主力LCCが黒字化」、「マイルや受託など航空事業がEBITを底上げ」の3点を挙げている。

★9:55  ダイヘン-急落 今期営業益5%増見込む コンセンサス下回る 前期は7%増
 ダイヘン<6622.T>が急落。同社は8日、26.3期通期の連結営業利益予想を170億円(前期比5.1%増)に、年間配当予想を168円(前期は165円)にすると発表した。市場コンセンサスは205億円。

 前期より連結対象に加えた子会社とのシナジー創出を図ることにより、各事業の強化、業績の向上に努める。想定為替レートは1米ドル145円。

 25.3期通期の連結営業利益は162億円(前の期比6.8%増)だった。電力インフラ関連・半導体関連の投資が堅調に推移したことが寄与した。

 なお、今期の見通しがコンセンサスを下回ったこともあり、株価は売りが優勢となっている。

★9:57  MTG-急騰 上期営業益4.5倍 ReFaが大幅増収
 MTG<7806.T>が急騰。同社は8日、25.9期上期(10-3月)の連結営業利益は73.7億円(前年同期比4.5倍)だったと発表した。市場コンセンサスは45.0億円。

 美容ブランドのReFaが大幅増収となったほか、新商品売上比率向上により粗利率が改善した。マーケティングの効果が発揮され、販管費増加を抑制したことも寄与した。


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