後場コメント No.6 黒田精、アイ・ケイ・ケイ、SYSHD、三菱重

2025/06/12(木) 15:30
★14:58  黒田精工-続伸 長野工場が航空宇宙・防衛産業品質マネジメントシステム規格の認証取得
 黒田精工<7726.T>が続伸。同社は12日に、航空宇宙分野における品質マネジメントシステムの規格を取得したと発表した。

 同社金型事業部(長野工場)において取得したのは、「JIS Q 9100:航空宇宙・防衛産業品質マネジメントシステム規格」。JIS Q 9100は、航空宇宙・防衛産業に特化し、製品・サービスの安全性を確保し信頼性を向上させるための品質マネジメントシステムに関する国際規格で、米国AS 9100や欧州EN 9100と技術的に同等のものとして世界の航空宇宙・防衛産業でグローバルな部品調達基準として採用されている。
 この認証取得をきっかけに、空モビリティ向けのモーターコアなどの市場開拓を加速し、事業のグローバル展開を今後さらに加速するとしている。

★15:04  アイケイケイ-後場プラス転換 上期営業益62%減も上期計画上回る
 アイ・ケイ・ケイホールディングス<2198.T>が後場プラス転換。同社は12日15時、25.10期上期(11-4月)の連結営業利益は3.6億円(前年同期比62.4%減)だったと発表した。会社計画は3.0億円。
 
 想定に比べて上期の売上高が堅調に推移したことに加え、婚礼事業およびフォト事業の売上総利益率が改善した。全社を挙げたコスト削減施策や生産性向上に努めたことも寄与した。通期の営業利益予想は18.0億円(前期比27.7%減)を据え置いた。

★15:06  SYSHD-後場急落 3Q累計最終益12%減 為替差損の計上響く
 SYSホールディングス<3988.T>が後場急落。同社は6月12日15時に、25.7期3Q累計(8-4月)の連結純利益は2.8億円(前年同期比12.3%減)だったと発表した。為替差損の計上のほか、連結子会社であるエスワイシステムの東京事業所の移転に伴う固定資産除却損や減損損失を計上したことが響いた。

★15:19  三菱重工業-大幅高 中東情勢緊迫化で防衛関連に買い 英国の原発新設計画も材料視か
 三菱重工業<7011.T>が大幅高。中東情勢の緊迫化などから防衛関連株に買いが入っている。

 各報道により米政府が在イラク米大使館の一部職員に退避を命じたと伝わったほか、米CBSテレビが11日に、米当局者がイスラエルからイランへの軍事作戦を実行する準備が整ったとの報告を受けたと報じている。地政学リスクが意識され、防衛関連として同社や川崎重工業<7012.T>、IHI<7013.T>、日本製鋼所<5631.T>などが買われている。
 
 また、英国が11日に発表した中期歳出計画も材料視されているもよう。12日15時配信の日本経済新聞電子版記事によれば、英南東部サイズウェルC原発プロジェクトに対する142億ポンド(約2兆8000億円)の追加拠出を盛っており、原子力発電への回帰が鮮明としている。
 
 同社はヒンクリーポイントC原子力発電所向けポンプを納入するなど英国での実績もあることから、今後の受注期待による買いも入っているとみられる。


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