前場コメント No.6 M&A総研H、ストライク、システナ、アルフレッサHD、阪急阪神、富士電機

2025/10/31(金) 11:30
★9:06  M&A総研HD-買い気配 今期営業益21%増見込む 前期は41%減
 M&A総研ホールディングス<9552.T>が買い気配。同社は10月30日、26.9期通期の連結営業利益予想を59.9億円(前期比20.7%増)と発表した。

 直接型営業では生産性の回復を図る一方、提携部門では新規提携先の開拓と既存パートナーとのリレーション強化を通じて紹介案件の拡大を推進する。海外事業部においても国内同様に案件拡大を進めていくとしている。

 25.9期通期の連結営業利益は49.6億円(前の期比41.0%減)だった。M&A仲介事業が減収となった一方、コンサルティング事業の拡大が寄与し、連結では前の期比で増収となったものの、売上高の伸びが限定的だったことに加え、コンサルティング事業・インキュベーション事業の先行投資が影響し、営業利益は減益となった。

 併せて、従来0円としていた25.9期の期末配当について5円とすることも発表した。年間配当も同額となる。

★9:06  ストライク-売り気配 今期営業益32%増見込むもコンセンサス下回る
 ストライク<6196.T>が売り気配。同社は30日、26.9期通期の営業利益予想を83.7億円(前期比32.2%増)に、年間配当予想を180円(前期は180円)にすると発表した。市場コンセンサスは89.8億円。

 成約組数は329件、新規受託は1270件を計画する。成約率の低下を前提にしながらも受託が堅調であることから、案件成約数20%増による売り上げ20%増をめざす。営業利益率についても、費用管理を徹底することで、前期からの改善を予定するとしている。

 25.9期通期の連結営業利益は63.3億円(前の期比6.5%減)だった。

 なお、株価は今期見通しがコンセンサス予想を下回る結果となったことで、売りが優勢となっている。
   

★9:06  システナ-買い気配 通期営業益を上方修正 上期は36%増
 システナ<2317.T>が買い気配。同社は30日、26.3期通期の連結営業利益予想を従来の135億円から145億円(前期比20.2%増)に上方修正すると発表した。成長事業へ経営資源をシフトしたことにより、契約単価が上昇したことに加えて、高付加価値案件の受注が増加したことが寄与する。

 また、26.3期上期(4-9月)の連結営業利益は75.9億円(前年同期比36.2%増)だった。自動車業界のソフトウェア需要拡大を取り込み、次世代モビリティ事業が大幅な増益となった。プロジェクトマネジメントデザイン事業やデジタルインテグレーション事業が増益となったことも寄与した。

 併せて、26.3期の期末配当予想を6円から7円(前期は6円)に修正すると発表。年間配当予想は12円→13円(前期は12円)となる。

★9:07  アルフレッサHD-続伸 上期営業益を上方修正 経費抑制と販管費の期ズレが寄与
 アルフレッサホールディングス<2784.T>が続伸。同社は31日8時30分に、26.3期上期(4-9月)の連結営業利益予想を従来の140億円から162億円(前年同期比8.0%増)に上方修正すると発表した。コストコントロールによる経費抑制に加え、販管費の一部が期ズレしたことが寄与した。

★9:08  阪急阪神-4日続落 通期営業益を上方修正も物足りないとの見方 上期は26%増
 阪急阪神ホールディングス<9042.T>が4日続落。同社は30日、26.3期通期の連結営業利益予想を従来の1224億円から1274億円(前期比14.9%増)に上方修正すると発表した。市場コンセンサスは1236億円。

 阪神タイガースがリーグ優勝を遂げたスポーツ事業をはじめ、多くの事業が極めて堅調に推移していることから従来予想を上回る見通し。

 26.3期上期(4-9月)の連結営業利益は841億円(前年同期比25.9%増)だった。

 併せて、株主優待制度を変更することも発表した。紙冊子での発行を廃止し、電子化する。スマートフォンなどの画面を利用可能施設の窓口・レジなどで提示することで利用できるようになる。2026年3月末日を基準日とする株主優待制度より変更する。

 なお、修正幅が物足りないとの見方もあり、株価は売りで反応している。

★9:08  富士電機-3日ぶり反落 通期営業益を上方修正も利益確定の売り
 富士電機<6504.T>が3日ぶり反落。同社は30日、26.3期通期の連結営業利益予想を従来の1245億円から1285億円(前期比9.2%増)に上方修正すると発表した。上期の業績動向などを踏まえた。3Q以降の想定為替レートは、1米ドル=140円、1ユーロ=164円。

 26.3期上期(4-9月)の連結営業利益は428億円(前年同期比6.0%増)だった。プラント、システムの需要増加が利益を押し上げたとしている。

 従来未定としていた26.3期の中間配当は91円(前年同期は75円)に決定した。
   
 なお、株価は、決算発表前に期待買いが入っていたことから、利益確定の売りが優勢となっている。


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