米キャボット・オイル＆ガス－軟調　2Q決算は大幅増収・増益も平均販売価格の下落が目立つ

7月24日　 終値　前日比　前日比（％）　　 　 ----------------------------------　 COG 33.07 -0.29 -0.87％　　 　7月24日の取引で米独立系石油・ガス会社のキャボット・オイル＆ガス（NYSE：COG）の株価は軟調。2Q決算は市場予想を上回る二桁増収・増益となった。ただ、天然ガス価格が下落基調となっていることに対するリスクが意識され、高く寄り付いたのちは利益確定の売りに押された。 　第2四半期決算は売上高が前年同期比18.6％増の5億3318.7万ドルとなり、市場予想の5億1437.5万ドルを上回った。営業利益は同27.6％増の2億1065.3万ドル、純利益は同32.9％増の1億1842万ドルとなった。調整後の一株当たり利益は0.28ドルで市場予想の2.55ドルを上回った。 　事業別売上は天然ガス事業が同18.8％増、原油・コンデンセート事業が同22.9％増、天然ガス仲介事業が同1.3％減となった。天然ガスで生産量が同34.3％増となった一方、平均販売価格は同14.5％下落した。原油・コンデンセートも生産量が同26.0％増となった一方、平均販売価格は同2.5％下落した。1Mcfe当たり生産コストは前年同期比16％低下し、2.59ドルとなった。全般的に平均販売価格が下落したものの、生産が堅調だったことや生産コストが低下したことが増益に寄与した。 　会社側は第1四半期に示した2014年の投資費用（13.75億-14.75億ドル）、生産量見通し（530-585Bcfe）を維持。また、2015年の生産見通しについても、2014年比20-30％増との見方を維持している。