後場コメント No5 三菱電機、田辺三菱製薬、塩野義製薬、信越化学工業、小田急など

2014/10/30(木) 15:00
★13:28 三菱電-堅調 通期上方修正 産業メカトロニクスなど好調継続
 三菱電機<6503.T>が堅調。同社は30日13時15分、15.3期通期の連結営業利益が従来予想の2600億円を上振れ、2750億円(前期比16.9%増)になりそうだと発表した。市場予想(2797億円)に近づく。
 スマートフォン関連や自動車関連の設備投資需要が堅調に推移した産業メカトロニクス部門や、国内・海外向け空調機器が好調な家庭電器部門を中心に増益となる見込み。なお、下期の為替レートは1ドル100円、1ユーロ130円を想定している。
 併せて発表した上期(4~9月)の営業益は1214億円(前年同期比52.3%増)と従来予想(100億円)を上振れ着地した。2Q(7~9月)では620億円(同36.0%増)で、全セグメントで増収増益となった。

★13:29  田辺三菱製薬-JPモルガンが目標株価引き上げ 苦しい国内状況もロイヤリティが急増
 田辺三菱製薬<4508.T>が反発。JPモルガン証券では、苦しい国内状況もロイヤリティが急していると注目。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を1600円→1800円と引き上げた。
 同社は10月29日中間期決算を発表したが、すでに21日に利益の大幅上方修正を発表済みであり、特段中身にもサプライズのない内容。国内売上高が期初予算を22億円下回ったが、販管費が72億円未消化で利益大幅過達となった。一般経費は構造改革の成果であり、R&D費用は期ずれするもようだが、下期予算も余裕含みと考えられるとした。

★13:32  塩野義製薬-JPモルガンが目標株価引き上げ 円安影響を考慮して業績予想を修正
 塩野義製薬<4507.T>が続伸。JPモルガン証券では、円安影響考慮し、業績予想を修正。投資判断「Neutral」を継続、目標株価を2100円→2400円と引き上げた。
 会社計画の前提変更に合わせ、為替前提を1ドル100円から105円へ修正し、利益予想と目標株価を引き上げ。ロイヤリティ収入超過、ViiVからの配当増影響で利益超過傾向は続く見通し。ただし、国内環境が悪くロイヤリティ収入を除いた収益性と自社米国展開には、引き続き課題が残るとした。

★13:36  信越化学工業-JPモルガンが目標株価引き上げ 株価上昇にはより高い成長率が必要
 信越化学工業<4063.T>が3日続落。JPモルガン証券では、株価上昇にはより高い成長率が必要と指摘。投資判断「Neutral」を継続、目標株価を6000円→6300円と引き上げた。
 7~9月期決算を踏まえて、業績予想を見直し。決算説明会における半導体シリコン事業についての経営陣のコメントは、先行きに対する自信が感じられた点で好印象であり、現在の株価水準を支える要因となる見込み。ただし、現在の高いバリュエーションをこなして上昇するためには、全社としての高い営業利益成長率が必要と判断。塩ビ・化成品に勢いがなくなってきていることから、それは期待しづらいと見ているとした。

★13:39  小田急-堅調 通期上方修正で市場予想並み確保 箱根・江ノ島行き好調
 小田急電鉄<9007.T>が堅調。同社は30日13時15分、15.3期通期の連結営業利益が従来予想の439億円を上振れ、464億円(前期比6.0%減)になりそうだと発表した。市場予想(460億円)並みを確保する。
 併せて発表した上期(4~9月)の営業益は272億円(前年同期比0.2%減)と従来予想(234億円)を上振れ着地した。運輸業では、箱根・江ノ島方面の観光輸送が好調だったことに加え、自動車運送事業でもバス輸送が堅調に推移した。流通業では小田急百貨店新宿店が堅調だたほか、ストア業の費用減少が寄与し増益を確保した。

★13:41 積水化学-後場急伸 上限1200万株・150億円の自己株取得枠を設定 自己株消却も
 積水化学工業<4204.T>が後場急伸。同社は10月30日13時30分に、決算と併せて、上限1200万株・150億円の自己株取得枠を設定したと発表した。
 資本効率の向上を図るとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行するため。取得期間は11月4日~12月19日で、上限1200万株を取得した場合の発行済み株式総数(自己株式を除く)に対する割合は2.35%。
 また、併せて、自己株式1200万株を12月25日付けで消却すると発表。消却前の発行済み株式総数に対する割合は2.25%。

★13:46  スカイマーク-大幅安 通期は124億円の営業赤字転落 エアバス関連費用かさみ下方修正
 スカイマーク<9204.T>が大幅安。同社は30日13時30分、15.3期通期の営業利益が従来予想の3億円から、124億円の赤字(前期は25億円の赤字)になりそうだと発表した。
 エアバスA330-300型機の導入コストの発生、想定を大きく超える円安の進行、燃料費の高止まりなどの要因により事業費が計画を大きく上回ることとなった。
 併せて発表した上期(4~9月)の営業益は44億円の赤字(前年同期は20億円の黒字)だった。上記要因に加え、エアバスに係る広告宣伝費の増加も重荷となった。


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