前場コメント No5 キリンHD、藤商事、三菱地所、フェイス、オプトなど

2014/10/31(金) 11:30
★9:20  キリンHD-続落 14.12期業績を下方修正 増税駆け込みの反動や天候不順が響く
 キリンホールディングス<2503.T>が続落。同社は30日、足元の業績を鑑み、14.12期の連結営業利益が従来予想の1400億円を下振れ、1200億円(前期比16%減)になる見込みと発表した。業績悪化を嫌気して売り優勢の展開となっている。
 同時に発表した14.12期3Q累計(1-9月)は売上高が前年同期比4.1%減の1兆6082億円、営業利益は同24.8%減の808億円となった。消費増税の駆け込み反動や夏場の天候不順による需要減が長引くなか、業務用ビールや、新ジャンル「のどごし<生>」の販売不振などが響いた。

★9:21  藤商事-続伸 自己株110万株を消却へ 発行済み株式の4.31%
 藤商事<6257.T>が続伸。同社は10月30日の大引け後に、保有する自己株式110万株を、11月7日予定で消却すると発表した。発行済み株式総数に対する割合は4.31%。発行済み株式総数の減少を通じて、株主利益の増大を図ることが目的。

★9:22 H2Oリテイリング-大和が目標株価引き上げ 好決算 業績は拡大局面にある
 エイチ・ツー・オー リテイリング<8242.T>が3日続伸。大和証券では、好決算と評価し、業績は拡大局面にあると判断。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を900円→2100円と引き上げた。主力の百貨店事業が好調であり、イズミヤも営業利益が予算達成。通期ガイダンス据え置きは保守的との見方を示した。

★9:25  三菱地所-8日続伸 米TAリアルティを子会社化 投資マネジメント事業を強化
 三菱地所<8802.T>が8日続伸。同社は10月30日、米国子会社のロックフェラーグループインターナショナル社を通じ、米国において不動産ファンドの運用業務を展開するTAリアルティの出資持ち分を取得し、子会社化すると発表した。米国における投資マネジメント事業の戦略的な強化を進めるとした。

★9:26  フェイス-3日ぶり反発 エクシングとアプリ「ギター定番フレーズ」を共同開発
 フェイス<4295.T>が3日ぶり反発。同社は10月30日の大引け後に、業務用通信カラオケ「JOYSOUND」を展開するエクシング(名古屋市)と、定番フレーズの習得を通じてギターテクニックを身に付けられるiPhone & iPad、Android向けアプリ「ギター定番フレーズ」を共同開発したと発表した。同日より無料配信をスタート。
 ソフトシンセ音源の再生に合わせて自動表示されるタブ譜や、プロによるお手本動画を見ながら、定番フレーズを習得することができる演奏支援アプリ。ギターを始めて間もない初級者だけでなく、アドリブの幅を広げたい上級者プレイヤーまで利用できるよう、難易度は初級・中級・上級の3段階とした。

★9:27  オプト-いちよしがフェアバリュー引き上げ 広告・ソリューションは予想を上回るペース
 オプト<2389.T>が3日ぶり反発。いちよし経済研究所では、スマートフォン広告を中心に、広告・ソリューション事業は予想を上回るペースで推移していると判断。レーティング「B」を継続、フェアバリューを760円→800円と引き上げた。
 3Q(7~9月)業績は、売上高161.5億円(前年同期比5.5%増)、営業利益1.2億円(同21%増)と、いちよし想定の売上高151.5億円、営業損失0.5億円を上回って着地。現状ではビッグデータやアドテクノロジーの中核となるデータベース事業の収益化は遅れているが、既存の広告・ソリューション事業については予想を上回るペースで推移。従って、いちよしでは今14.12期以降の業績予想を上方修正した。ただし、今14.12期通期について会社計画の達成は、現状では利益面のハードルがやや高いとみているとコメント。

★9:28  宝印刷-小動き インドネシア証券取引所と業務提携を締結
 宝印刷<7921.T>が小動き。同社は10月30日の大引け後に、インドネシア証券取引所(IDX)と業務提携契約を締結すると発表した。日本企業および日系インドネシア現地法人のIDX上場を支援する目的。しかし、マーケットの反応は薄い。


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