後場コメント No1 ミクシィ、日本精工、ミネベア、オンコリス、グローリー、阪急阪神など

2014/12/22(月) 15:02
★12:31  郵船-続伸 今期に特別益345億円を計上 米国子会社の株式一部を売却
 日本郵船<9101.T>が続伸。同社は19日、2015年3月期の連結決算で特別利益345億円を計上すると発表した。港湾運営を手掛ける米国子会社NYKポーツ(デラウェア州)の株式の一部を、マッコーリー・グループ傘下のインフラ投資ファンドに売却する。譲渡割合は49%で、2014年度中の譲渡を予定してる。なお、通期業績に与える影響は「精査中」として予想の修正はしなかった。

★12:39  ミクシィ-大幅安 「モンスト」の卓上ゲームをバンダイから発売も反応薄
 ミクシィ<2121.T>が大幅安。同社は22日、バンダイナムコホールディングス<7832.T>傘下のバンダイ(東京都台東区)より、「モンスターストライク」を再現した卓上で遊べるカードゲーム「モンスターストライク リアルディスクバトル」を2015年2月28日に発売することを発表した。
 「モンスターストライク リアルディスクバトル」は、円形状のディスクを実際に指で弾いて遊ぶ卓上ゲーム。対戦でプレイができ、10枚のディスクを用意して相手のディスクにぶつけて戦う。価格は、第1弾ブースターパック1パック(ディスク4枚+シリアルコード)で200円(税別)。ただし、株価は午前に心理的節目である5000円を下回ったことで見切り売りが広がっており、発表に対する反応は薄い。

★12:42  JSR-UBSが目標株価引き上げ 合成ゴムは苦しいが多角化は好調を維持すると指摘
 JSR<4185.T>が反落。UBS証券では、合成ゴムは苦しいが、多角化は好調を維持すると指摘。投資判断は「Sell」を継続する一方、目標株価は1700円→1850円と引き上げた。
 UBS証券ではブタジエン下落に伴う合成ゴムの想定比悪化を踏まえ、15.3期予想営業利益を 390億円から会社計画並みの 380億円へ下方修正。一方、為替前提を 107円→115円に変更したため、16.3期予想営業利益は 410億円から430億円へ上方修正。また公表済みの自社株買いによる株数減を織り込み16.3期EPS予想は8%の上方修正となった。

★12:43  日本精工-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 今後の利益率の改善が課題
 日本精工<6471.T>が4日ぶり反落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、今後の大幅な利益率の改善が難しくなってきている印象とコメント。足元の状況や為替前提の変更から、目標株価は1450円→1560円と引き上げたが、投資判断「Neutral」は継続した。
 目標株価は、前回同様16/3期EPS予想125円とPER12.5倍(業績安定局面05/3-08/3期の安値平均)から算出した。同社は、ベアリングセクターでは優良企業だが、今後、自動車事業の営業利益率をどこまで改善できるかが課題の一つであるとみている。為替前提は下期以降115円/USドル(従来105円)、140円/ユーロ(135円)に変更した。通期の営業利益に対する為替感応度(会社試算)は、USドル5.5億円、ユーロ2.0億円。

★12:44  ミネベア-小反落 独計測機器大手SMTHを買収 政投銀と組み150億円で
 ミネベア<6479.T>が小反落。20日付「日経新聞」では、同社が日本政策投資銀行と組み、計測機器大手の独ザルトリウス・メカトロニクスT&H(SMTH)を買収すると報じた。計量、異物検知で高い技術を持つSMTHを傘下に収めることで、食品の安全確保や製品の品質向上など計測機器の需要が増加していることに対応する。買収額は150億円弱となる見通し。株価は買いが先行したものの、全体市況が軟化するに連れてマイナス圏に沈んでいる。

★12:52  オンコリス-後場急伸 新規がん治療薬で米国Phase I 臨床試験治験を開始
 オンコリスバイオファーマ<4588.T>が後場急伸。同社は22日、開発を進める新規エピジェネティックがん治療薬「OBP-801」のPhase I臨床試験のIND(Investigational New Drug = 治験薬)申請(11月21日提出)について、アメリカ食品医薬品局による安全性レビューが完了したと発表した。併せて、申請ていた治験プロトコールに基づいて臨床試験を開始することに了解を得たと公表した。

★12:55  グローリー-野村が「Buy」でカバレッジ開始 世界のトップメーカーとして成長続く
 グローリー<6457.T>が大幅に3日続伸。野村証券では、国内外での高い成長性を評価し、レーティングを新規に「Buy」、目標株価3700円でカバレッジを開始した。
 同社は貨幣処理機の世界的メーカーであるが、(1)国内金融市場において2004年新札発行特需時に設置された機器の更新需要顕在化、(2)国内流通・交通市場におけるレジつり銭機の販売拡大、(3)海外市場における増収、の3点が業績をけん引し、17.3期まで成長が続くと予想している。また、中期的には海外市場での成長ポテンシャルに注目している。

★13:18  阪急阪神-三菱UFJMSが目標株価小幅引き下げ 再来期以降の収益性悪化懸念
 阪急阪神ホールディングス<9042.T>が小動き。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、不動産販売事業において仕入れコスト上昇の影響による収益性の悪化が再来期以降懸念されることから、連結営業利益は当面900億円台前半で成長が一旦止まると予想。レーティング「Neutral」は継続したが、目標株価は637円→636円と小幅に引き下げた。
 目標株価の算出根拠は、(1)既存物件の含み益約1318億円、(2)大阪神ビルおよび新阪急ビル再開発による未実現含み益約275億円などを加算した。一方、関西エリアへの外国人旅行者増加傾向が強まっていることから、ホテルの高稼働が期待できるほか旅客需要も堅調に推移することが期待されるため、レーティングは据え置いた。


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