米ネットアップ－反発も市場予想下回る決算を受けて急落した21日の下げを戻すには至らず

5月22日 　 終値　前日比　前日比（％）　　 　 ----------------------------------　　　　 NTAP 33.14 　 +1.37 +4.31％　　 　 　　　 21日に株価が10.1％急落した米コンピュータ記憶装置・周辺機器大手ネットアップ（NASDAQ：NTAP）の株価は22日は下げて始まったもののじり高となり4.31％高と反発した。ただ前日の下げを埋めるには至らなかった。5月20日の取引終了後に発表された第4四半期決算は売上高、純利益、調整後の一株当たり利益とも市場予想を下回っていた。 　同社が20日に発表した第4四半期決算は売上高が前年同期比6.6％減の15億3970万ドルとなり、市場予想の15億8900万ドルを下回った。純利益は同31.5％減の1億3490万ドル、調整後の一株当たり利益は0.65ドルとなり、市場予想の0.72ドルを下回った。部門別売上高は製品部門が前年同期比12.4％減、ソフトウェア部門が同0.4％減、サービス部門が同5.6％増となった。 　会社側は2016年第1四半期について、売上高を12.75億-13.75億ドルと見通したほか、調整後の一株当たり利益の見通しを0.20-025ドルとした。 　決算発表を受けて一部アナリストはコア事業の収益悪化により、同社の株価格付けを「バイ」から「ホールド」に引き下げていた。