前場コメント No.13 ケネディクス、清水建設、ソフトフロント、Jトラスト、三和HDなど

2015/05/26(火) 11:31
★10:53  イーター電機-急騰 第三者割当による新株式発行を決議
 イーター電機工業<6891.T>が急騰。スイッチング電源大手の同社は25日、第三者割当による新株式発行(現物出資(デット・エクイティ・スワップ)および金銭出資)を取締役会で決議したと発表した。発行新株式数は普通株式440万株で、 割当先は山陽電子工業とTNキャピタル。発行価額は1株につき79円となる。
 第三者割当による業績への影響については、債務超過の状態を解消すると同時に、生産体制の拡充および、新製品の研究開発の加速化による市場拡充など、中長期的な収益改善を図る上での、経営の安定化につながり、企業価値向上につながるとの考えを示している。

★10:56 ケネディクス-反落 シンガポール現地法人を設立 アジアにおける活動拠点
 ケネディクス<4321.T>が反落。同社は5月25日の大引け後に、アジアにおける活動拠点として、シンガポール現地法人を設立したと発表した。シンガポール駐在員事務所を今年1月に開設し、情報収集などを進めていた。今般、アジア地域での事業展開を加速させ、グローバルビジネスの一層の拡大を図るため、駐在員事務所を閉鎖して現地法人を新たに設立するとした。しかし、マーケットの反応は薄い。

★10:58  清水建設-SMBC日興が目標株価引き上げ 建築利益率向上は想定以上
 清水建設<1803.T>が5日ぶり反発。SMBC日興証券では、建築利益率向上は想定以上と判断。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を1030円→1150円と引き上げた。引き続き建設セクターのトップピックと位置付け。
 官公庁土木の利益率は高水準で安定している一方、民間建築の利益率は、市況や需給バランスに応じて大きく変動する。需要回復に伴い、価格競争が緩和して受注時利益率が改善し、また、急激な建設コスト上昇が収まりつつあることから、民間建築に強みを持つ同社は、大手ゼネコン内で利益率向上を最も享受できる立ち位置にあると指摘。建築利益率の向上を主因に、19.3期営業利益は1020億円と94.3期以来の水準に達すると予想。製造業を中心に需要が一段と強含んでいけば、利益成長率はさらに高まると見込まれるとした。

★10:59  ソフトフロント-小幅反落 女性の起業支援で異業種各社と協業
 ソフトフロント<2321.T>が小幅反落。同社は5月25日の大引け後に、HORBAL(東京都杉並区)、Cloud Payment(東京都渋谷区)、エイジア(東京都品川区)、マミーゴー(東京都港区)と、各社のノウハウや技術を合わせ、女性の起業をサポートする「コロコニ・プロジェクト」を発足させ、女性の起業家に対して、技術サポートおよびサービスの提供を共同で行うと発表した。
 ソフトフロントは、自社の保有する技術資産のほか、Webサービス・スマートフォンなどのアプリケーション開発や運用に関するノウハウを提供し、コロコニサービスを運営していくとした。しかし、マーケットの反応は薄い。

★11:01  Jトラスト-小じっかり 今期営業利益は75億円の見通し
 Jトラスト<8508.T>小じっかり。同社は25日、今16.3期の業績予想を公表した。しかし、市場の反応は限定的となっている。
 今16.3期業績予想は、営業収益819億円、営業利益75億円、純利益47億円。同社は今期より国際会計基準(IFRS)を任意適用する。前15.3期実績(日本基準)は、営業収益632億円、営業損益52億円の赤字、最終損益101億円の黒字だった。
 他方、今16.3期~18.3期の中期経営計画を発表した。特に、成長が見込まれる東南アジア地域においてM&Aを推進し事業を拡大する。最終年度の数値目標は、営業収益1421億円、営業利益217億円とした。

★11:02 三和HD-SMBC日興が目標株価引き上げ 好調な国内事業を踏まえて
 三和ホールディングス<5929.T>が3日ぶり反落。SMBC日興証券では、好調な国内事業を踏まえて、投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を1050円→1180円と引き上げた。
 国内需要増加および採算向上、米国事業の伸長により、今16.3期以降も営業最高益更新および増配が続くと予想。M&A(合併・買収)に伴う多額の資金支出がなければ、今16.3期以降も自己株式取得を実施すると期待可能。
 業績予想の主な変更点は、(1)三和シヤッター工業の受注高想定を、堅調な非住宅建材需要を踏まえて増額、(2)為替前提を1ドル=115円を120円へ見直したこと。1ユーロ=135円に変更はなし。これらに伴い、営業利益予想について、今16.3期は10億円、来17.3期は15億円、18.3期は20億円増額した。今16.3期営業利益は、国内事業の採算向上を主因に同社計画の280億円を上回る300億円と予想。


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