後場コメント No.4 サンエー、ファミマ、日立製作所、三菱電機、OKIなど

2015/07/03(金) 15:00
★13:38  サンエー-堅調 1Q営業益13%増 「マツモトキヨシ久米店」を出店
 サンエー<2659.T>が堅調。沖縄流通トップの同社は2日、16.2期1Q(3~5月)の連結営業利益が35.8億円(前年同期比13.2%増)だったと発表した。上期見通し(66.0億円)に対する進ちょく率は54%となった。売り上げが増加し、販管費の増加を吸収した。店舗展開では、4月に「マツモトキヨシ久米店」(沖縄県那覇市)を出店している。

★13:48 ファミマ-4日続伸 モメンタム改善/出店抑制による経費減が効く 「中立」継続
 ファミリーマート<8028.T>が4日続伸。ゴールドマン・サックス証券では、モメンタムが改善しており、出店抑制による経費減が効いていると判断。投資判断「中立」を継続、目標株価を4600円→5000円と引き上げた。
 今16.2期1Q営業利益は前年同期比23%増の112億円(減価償却法変更影響5億円除けば17%増益)で、やや想定以上。会社計画22億円上振れ。主に単体が上振れ、連結子会社はおおむね計画線(台湾計画線/中国計画以上)。1Q上振れ額が大きい原因は、2Qへの一部経費の期ずれや、1Q計画が過度に保守的だった点が考えられるとした。経費抑制(同4%増)、新店日販増、既存店日販増(同+1.2%)、チャージ率改善など出店抑制によるポジティブな効果が出始めている点を素直に評価するとコメント。一方、粗利率(同+0.01pt)は引き続きやや物足りない印象とした。

★13:53  日立製作所-小幅続伸 1Q営業利益は980億円を予想 「買い」継続
 日立製作所<6501.T>が小幅続伸。ゴールドマン・サックス証券では、15/16/17年度の営業利益予想を+0.3%/+0.9%/+1.0%修正。投資判断「買い」を継続、目標株価を1030円→1060円と引き上げた。
 1Q営業利益(IFRS)は980億円を予想。前年1QはIFRS基準の営業利益の公表がないが、前年比では若干の減益となったと予想。高機能材料、オートモーティブシステムなどが増益となった一方、建設機械、電子装置システムなどが減益と予想しているとした。

★13:56  三菱電機-小幅続落 エアコン需要の前提を見直し 「中立」継続
 三菱電機<6503.T>が小幅続落。ゴールドマン・サックス証券では、エアコン需要の前提見直しを主因として、15/16/17年度の営業利益予想を+1.9%/+1.9%/+1.7%修正。投資判断「中立」を継続、目標株価を1400円→1450円と引き上げた。
 1Q営業利益は660億円(前年比11%増、同67億円増)を予想。14年度に受注したパワー半導体の特別案件が寄与が今1Qまで貢献することに加えて、重電、産メカ・FAも増益と予想。

★14:01  リコーリース-反発 契約先CO2排出枠の購入を拡大
 リコーリース<8566.T>が反発。3日付「日経産業新聞」では、同社がリース契約先のボイラーや空調設備を更新して得られた二酸化炭素(CO2)排出の削減量を排出枠として権利を買い取る事業を拡大、新たに仙台市の特別養護老人ホームで始めたと報じた。同社にとっては、自社の事業活動による排出と相殺でき、契約先の顧客にとって収入が得られる利点がある。株価は報道などを材料に買い進まれている。

★14:09  日立製作所-小幅続伸 ひずみセンサーの本格的な量産を開始
 日立製作所<6501.T>が小幅続伸。同社は3日、日立オートモティブシステムズ(神奈川県川崎市)と、センサー素子と制御回路を1チップ化した半導体ひずみセンサーおよび独自の接合技術を開発し、ひずみセンサーの本格的な量産を開始したと発表した。
 ひずみセンサーは、車載機器、産業機器、インフラ構造物などに搭載することで、物体に力が加わることによって生じるひずみなどの物理的な変化を高精度に測定することができるため、それらの状態管理・制御を効率的に行い、機器の円滑な動作を可能にしたり、故障の予兆診断などに活用できる。また、独自に開発した金属接合技術をひずみセンサーに用いることで、接合部分の劣化が少なく、長期の信頼性にも優れている。今後はこれら技術基盤を活用することで、車載、電力、産業機器などの幅広い分野にひずみセンサーを展開し、IoTに対応したソリューションサービスへの適用を目指す方針。

★14:11  OKI-続伸 円/ユーロ前提の変更でプリンター事業見通しを上方修正 「買い」継続
 OKI<6703.T>が続伸。ゴールドマン・サックス証券では、円/ユーロ前提の変更でプリンター事業の見通しを上方修正し、16/17年度営業利益を+1.4%/+1.2%修正。投資判断「買い」を継続、目標株価を300円→310円と引き上げた。
 1Q営業利益は12億円(前年比37%増、同3億円増)を予想。注目のATMでは、中国向けが前年比で増加し、増益に貢献。ブラジルは季節的不需要期でもあり、前年比の改善は数字上は見えづらいとした。プリンターは、前年1Q比較では為替条件が悪化しており、減益となり、ATMの増益効果を一部相殺する見込み。


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