中国建設銀行とアリババが提携、理財商品販売で協力

2017/03/30(木) 15:36
中国建設銀行(00939/601939)と中国の電子商取引最大手アリババグループは28日、戦略提携を結んだ。アリババ傘下のバ蟻金融服務集団(アント・フィナンシャル)が中国建設銀行のクレジットカード部門O2O(オンライン・ツー・オフライン)業務を支援する。将来は、アントが運営するモバイル決済サービス「支付宝(アリペイ)」や「バ蟻聚宝(アント・フォーチュン)」を通じて中国建設銀行の理財商品を提供していく。さらにQRコードを使った決済システムを連結することで、支付宝が中国建設銀行のモバイル・バンキング・アプリによる決済を支援する。『北京商報』が29日伝えた。  ただ現時点では、中国政府はインターネット金融プラットフォームによる銀行理財商品の代理販売を認めていない。中国銀行業監督管理委員会が昨年発表した「商業銀行理財業務監督管理弁法」は、銀行が理財商品を販売できるルートを自行の営業拠点や電子商取引、または他の銀行による代理販売に限定している。業界関係者によれば、アントのプラットフォーム上に開設した「財産運用アカウント」を銀行が運用する形ならば、規制に抵触しない自行販売ルートとみなされる可能性がある。アント関係者は『北京商報』の取材に応じ、銀行と協力して合法的な手法を実現する方針を明らかにした。
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