ムーディーズ、中国に続き香港の信用格付けを引き下げ

2017/05/25(木) 10:24
 米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスが24日、香港の香港ドル建てと外貨建ての長期債務格付けを「Aa1」から1段階引き下げて「Aa2」とした。中国の格付け引き下げを発表した数時間後のことだった。ムーディーズは中国の格付け引き下げの根拠について、今後数年にかけて信用基盤が幾分弱まり、債務が膨らむと指摘していたが、今回、香港の抱える中国リスク(エクスポージャー)の高さを考慮したとしている。英『フィナンシャル・タイムズ』が25日伝えた。  ムーディーズは、中国における信用力の低下が今後も引き続き香港の信用力に多大な影響を及ぼすと指摘。中国とは経済的に密接な関係にあり、財政的、政治的にもつながりが強いことを理由に挙げた。  香港の財の輸出額に占める中国の割合は50%を超え、サービスの輸出額は40%を占める。渡航客数の75%は本土客が占める。また、香港の銀行セクターに占める中国事業の比率も高く、前年下期にさらに拡大し、中国本土関連の融資総額は2016年末で同年6月末比3.5%増の36兆HKドルにのぼる。
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