本土電力セクター、18年からの業績改善を見込む=CLSA

2017/06/29(木) 15:52
 CLSAアジア・パシフィック・マーケッツは最新リポートで、中国本土の電力セクターについて、最悪期が過ぎており、先行きは2018年から改善するとの見方を示した。中国の国家発展改革委員会が先ごろ、発電企業から徴収する工業企業構造調整資金を7月1日付で撤廃したことに触れ、電力卸売価格が実質3%上昇すると指摘。また、当局の介入で石炭価格は2017年下期と2018年に緩やかながら低下する一方、2018年1月には電力卸売価格が再び引き上げられる可能性があるとした。『AAストックス』が29日伝えた。  電力企業の利益予想について、CLSAは2017年予想を27-51%の幅で下方修正する半面、2018-19年は12-42%上方修正。電力企業のEPSは2018年からプラス成長に戻り、現在の株価に業績の改善見込みが織り込まれていないと指摘した。  個別では、華潤電力控股(00836)をトップピック銘柄に選定し、投資判断を「ホールド」から「買い」、目標株価を13.50HKドルから19.29HKドルに上方修正。また、華能国際電力(00902)と華電国際電力(01071)の投資判断を「アンダーウエート」から「買い」に引き上げ、目標株価はそれぞれ3.58HKドル、2.45HKドルから6.64HKドル、4.21HKドルに大幅上方修正した。
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