ハンセン指数、18年目標は34000ポイント=中銀香港
中銀香港(02388)は2018年の域内総生産(GDP)が約3%伸び、加えて十分な市場流動性と企業利益の拡大を背景にハンセン指数が34000ポイントに達する見通しを示した。通年の1日当たり平均売買代金は950億HKドルを見込む。『信報』が14日伝えた。
もっとも、同行の経済・政策研究所の謝国梁主管は同日の記者会見で、香港株のPERは約15倍と世界の株式相場と比べて割高感はないものの、米国の金利上昇などが響いて来年は今年ほどの香港株の上昇は期待できないとの見方を明らかにした。その上で、株式相場のリスク上昇は小さくないとして、投資家に注意を呼び掛けた。
謝主管は香港不動産市場について、株式相場よりもリスクが小さく、香港政府が現在の不動産引き締め策を維持するとみている。ただ、過度の楽観は禁物だとした。シニア経済研究員の蔡永雄氏は、不動産価格は来年に利上げや供給増などの影響を受けて価格上昇が次第に緩やかになり、1桁前半にとどまる可能性があるとした。
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