香港寄り付き:小幅続伸スタート、中国の金融緩和見込む買いが先行

2018/06/21(木) 10:52
 21日の香港市場で、ハンセン指数は小幅に続伸して始まった。中国の金融政策が緩和に傾くとの期待から買いが先行。中国国務院(内閣に相当)が20日開いた常務会議で、中小企業の資金繰り支援を目的に「預金準備率引き下げなどの政策手段」を用いる措置などを決めた。前日の米株式市場でハイテク株主体のナスダック総合が反発し、4営業日ぶりに史上最高値を更新したことも投資家心理を支えているもよう。  指数は日本時間午前10時51分現在、前日比0.07%高の29718.12ポイントで推移している。個別では、中国IT大手のテンセント(00700)の上昇が目立つ。港湾大手の招商局港口(00144)は、前日大引け後に発表した招商局集団が主導するグループ再編を手掛かりに買われているもよう。不動産株の華潤置地(01109)、石炭株の中国神華能源(01088)も高い。中国石油メジャー3社はシノペック(00386)とペトロチャイナ(00857)が上げる半面、CNOOC(00883)が下げている。スマートフォン部品メーカーの舜宇光学科技(02382)と瑞声科技(02018)は反落。
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