ニューヨーク外国為替市場概況・24時 ドル円、さえない
27日のニューヨーク外国為替市場でドル円はさえない。24時時点では109.80円と22時時点(109.95円)と比べて15銭程度のドル安水準だった。6月米耐久財受注額が予想を下回ったことを受けて円買い・ドル売りが先行。米長期金利の指標である米10年債利回りが1.22%台まで低下したことも相場の重しとなり、24時過ぎに一時109.77円と日通し安値を更新した。
7月米消費者信頼感指数や同月米リッチモンド連銀製造業景気指数が予想を上回ったことを受けて、110円台前半まで下げ渋る場面もあったが戻りは鈍かった。
ユーロドルは底堅い動き。24時時点では1.1825ドルと22時時点(1.1818ドル)と比べて0.0007ドル程度のユーロ高水準だった。米長期金利の低下などを手掛かりにユーロ買い・ドル売りが先行。24時前に一時1.1828ドルと日通し高値を付けた。ポンドドルの上昇につれたユーロ買い・ドル売りも入った。
なお、ポンドドルは一時本日高値となる1.3890ドルまで値を上げた。月末が近づく中、ロンドン16時(日本時間24時)のフィキシングに向けたポンド買いのフローが観測された。
ユーロ円はもみ合い。24時時点では129.84円と22時時点(129.94円)と比べて10銭程度のユーロ安水準。ドル円とユーロドルの値動きの影響を同時に受けたため、相場は129円台後半で方向感が出なかった。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:109.77円 - 110.40円
ユーロドル:1.1770ドル - 1.1828ドル
ユーロ円:129.55円 - 130.32円
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