後場コメント No.3  第一三共、日通、興研、アウトソシング、小田急、アイシン精

2020/07/31(金) 15:05
★13:10  第一三共-続落 1Q営業利益40%減 国内の薬価改定やエンハーツの費用増が重し
 第一三共<4568.T>が続落。同社は31日13時、21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益(IFRS)は341億円(前年同期比40.1%減)だったと発表した。

 主力製品「エンハーツ」や「リクシアナ」などが伸長したものの、国内の薬価改定やワクチン販売提携の終了を受けて減収となった。「エンハーツ」にかかる費用が増加したことや為替の影響も要因となった。

★13:12  日本通運-後場急落 今期営業益24%減見込む 1Qは58%減
 日本通運<9062.T>が後場急落。同社は31日13時、未定としていた21.3期通期の連結営業利益予想を450億円(前期比24.0%減)だと発表した。市場コンセンサス517億円を下回る。新型コロナの影響が期末までで縮小しながらも継続すると想定している。

 21.3期1Q(4-6月)の連結営業利益は44.8億円(前年同期比57.9%減)だった。、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受けたことなどにより、全てのセグメントで減収となったことが響いた。

★13:17  興研-後場プラス転換 上期営業益を上方修正 官公庁分野で利益率が計画上回る
 興研<7963.T>が後場プラス転換。同社は31日13時に、20.12期上期(1-6月)の連結営業利益予想を従来の4.4億円から6.4億円(前年同期比3.5倍)に引き上げると発表した。

 新型コロナウイルス感染症の拡大が続き、対策用マスクの需要が高止まりしていることから、同社グループでは現在もフル生産体制での対応を継続し供給を行っている。それに伴い、前回予想を上回る見込みとなった。

★13:18  アウトソーシング-後場急騰 上期最終黒字6.6億円 従来予想は17億円の赤字
 アウトソーシング<2427.T>が後場急騰。同社は31日13時、20.12期上期(1-6月)の連結最終損益(IFRS)は6.6億円の黒字(前年同期は13.8億円の黒字)だったと発表した。上期会社計画17.0億円の赤字から一転黒字となった。グループ各社での販管費抑制に加え、為替差損が想定を下回ったことなどが寄与した。

★13:25  小田急-後場急落 今期営業赤字284億円見込む 1Qは145億円の赤字
 小田急電鉄<9007.T>が後場急落。同社は31日13時15分、従来未定としていた21.3期通期の連結営業損益予想は284億円の赤字(前期は411億円の黒字)と発表した。

 緊急事態宣言解除後は徐々に経済活動再開の動きがみられることから、新型コロナウイルスの感染対策により事業継続ができることを前提に策定した。

 21.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は145億円の赤字(前年同期は138億円の黒字)だった。外出自粛に伴う輸送人員の大幅減少や、商業施設の臨時休業に伴う流通・不動産業の落ち込みなども影響した。

★13:25  アイシン精機-後場プラス転換 通期営業益11%減見込む 市場コンセンサス上回る
 アイシン精機<7259.T>が後場プラス転換。同社は31日13時、未定としていた21.3期通期の連結営業利益予想(IFRS)を500億円(前期比10.9%減)にすると発表した。市場コンセンサスは398億円。

 21.3期1Q(4-6月)の連結営業損益は800億円の赤字(前年同期は255億円の黒字)だった。大幅減収により売上原価が売上収益を超過しており、営業赤字に転落した。なお、株価は通期予想が市場コンセンサスを上回ったことを好感した買いが優勢となっている。


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