前場コメント No.10 第一三共、KDDI、東京応化工業、TDK、アニコムなど

2018/07/20(金) 11:30
★10:01  第一三共-野村が目標株価引き上げ ADCフランチャイズ全体の評価引き上げ
 第一三共<4568.T>が反発。野村証券では、ADC(抗体薬物複合体)フランチャイズ全体の評価引き上げ。レーティング 「Neutral」を継続も、目標株価は3800円→4300円と引き上げた。
 安全性の懸念からDS-8201の業績予想を引き下げるものの、ADCフランチャイズ全体の業績予想引き上げにより目標株価は増額。野村では今19.3期末にWelcholの米国GE発売を想定するとしたが、18年5月にGEが発売された。また、前18.3期有価証券報告書に開示された販促費は想定より多く、 CS-3150やmirogabalinの2剤が今19.3期末に承認申請予定されていることに鑑み、来20.3期以降の業績予想も引き下げ。DS-8201は安全性の懸念と競合薬tucatinibの台頭を織り込むとコメント。

★10:03  KDDI-反発 スマホ使う健康診断サービス拡大へ
 KDDI<9433.T>が反発。20日付の日経産業新聞で、同社がスマートフォン(スマホ)で血液検査の申し込みや結果確認が手軽にできる健康チェックサービスを拡大すると報じられた。
 2年以内に自治体や企業への採用を初年度の2015~16年に比べて4倍の100件に増やすという。健康診断を面倒に思って受けない人にも気軽に使ってもらえるとして売り込むとされる。病気を早期発見し、結果的に医療費の削減につなげるもよう。今後の収益拡大への貢献が期待され、株価は上昇している。

★10:08  東京応化工業-大和が「3」へ引き下げ 業績予想を減額
 東京応化工業<4186.T>が続落。大和証券では、業績予想を減額。投資判断を「2(アウトパフォーム)」→「3(中立)」、目標株価を4400円→4240円と引き下げた。
 今上期の営業利益は52億円を予想、会社計画の40億円を30%上回る見込み。4~6月期もスマホなどの生産に力強さはないが、材料販売が安定的に推移する見通し。通期の営業利益は110億円(遡及修正ベースで前期比11%増)を予想。下期はスマホ向け材料需要がやや持ち直し、3D NAND 向けKrFレジストも緩やかに拡大する見通し。
 ただし、従来の大和予想からは減額。(1)固定費増加、(2)高純度化学薬品の原料高、(3)高密度実装材料の伸び悩みなどが理由。会社計画比では、上期の上振れ分が下期に相殺され、通期はインラインを見込むとした。

★10:13  TDK-大和が目標株価引き上げ MLCCとHDD関連を中心に業績予想を上方修正
 TDK<6762.T>が3日続伸。大和証券では、MLCCとHDD関連を中心に業績予想を上方修正。投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を10500円→13000円と引き上げた。
 今19.3期は売上高1兆3840億円(前年比+9%、従来1兆3730億円)、営業利益1150億円(同+34%、従来1080億円)、来20.3期は売上高1兆4610億円(前年比+6%、従来1兆4340億円)、営業利益1300億円(同+13%、従来1210億円)を予想。
 コンデンサー需要が想定以上に好調。同社は前期から一部一般品の値上げを行っていたとみられるが、業界トップである村田製作所(6981)が広範にわたる顧客と値上げ交渉を開始したことは同社にもプラス。また、HDD市場も全般堅調。特にデータセンター向け大容量のニアラインドライブは4~6月期に前年比+40~50%の高い台数成長を示したもようとした。

★10:17  アニコムHD-6日続伸 三井住友銀行がアニコム損保のペット保険取り扱い開始 日経報道
 アニコムホールディングス<8715.T>が6日続伸。20日付けの日本経済新聞朝刊は、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>傘下の三井住友銀行が飼い犬や猫の医療費を補償するペット保険の取り扱いを月内に始めると報じた。
 同社傘下のアニコム損害保険の商品で3つのプランから選べるようにするという。まずは店頭で配るチラシやホームページ、電話で案内するが、準備が整えば店頭でも契約できるようにする。対象は犬と猫で、契約期間は1年間としている。


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