前場コメント No.7  ロート、日野自、荏原、日本一S、Jフロント、ソースネクストなど

2019/12/06(金) 11:30
★9:12  ロート製薬-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 駆け込み需要の反動など確信もてない
 ロート製薬<4527.T>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、駆け込み需要の反動やインバウンド需要の底打ちに確信がもてないとし、投資判断「Underweight」を継続した。目標株価は2900円→3200円と引き上げた。

 従来、同社の化粧品はマスが主力であることから駆け込み需要も少なく、OTC医薬品事業にインバウンド需要の減速があるのではないかとみてきたとしたが、2Q(7~9月)では化粧品の中で「オバジ」に駆け込み需要がみられ、日本のアイケア事業は前年同期比9.4%増収など好調。また、前期2Qからコンサルタントフィーがコストの増減に影響していることが明らかになったため、これら要因を新予想に織り込んでいるとした。

★9:12  日野自動車-みずほが新規「中立」 来期の増益確度は高いが株価には織り込み済み
 日野自動車<7205.T>が3日続伸。みずほ証券では、来期の増益確度は高いとみるが、現状の株価には織り込み済みと判断。投資判断「中立」、目標株価1050円として、カバレッジを開始した。

 20/3期は各国の市場減速を背景に、同社業績も停滞する見通しだが、主力のインドネシアでは一定の市場回復がみられることなどを踏まえると、来期の増益確度は高いと考えらえる。一方、直近の株価は上昇し、現在の市場環境から想定される業績回復は織り込まれたと考える。さらなる市場回復やトータルサポートの拡大を含む収益性向上には期待しているが、現時点でこれらの要因を織り込むのは時期尚早と指摘している。

★9:13  日本精工-SMBC日興が目標株価引き上げ 2Qが業績の底とみるが固定費削減主体の回復
 日本精工<6471.T>が続伸。SMBC日興証券では、20/3 期2Qが業績の底とみるが、固定費削減主体の回復とコメント。「2(中立)」を継続、目標株価を800円→1050円と引き上げた。

 20/3期2Qの決算を経て業績予想を修正。20/3期の営業利益を旧483億円→新320億円(会社計画320億円)、21/3期を旧460億円→新400億円にした。業績水準が切り下がったため、PERよりもPBRがより適切と考え、今回算出方法を見直した。短期的な外部環境は逆風であるが、20/3期2Qが業績のボトムと考えており、固定費削減による業績回復期待でPBR1倍程度の株価に妥当性があると判断して目標株価を引き上げた。

★9:14  日本一ソフトウェア-買い気配 ディスガイアのセールスランキング好調 新作ボイド・テラリウム情報も発表
 日本一ソフトウェア<3851.T>が買い気配。同社が11月27日に、長期メンテナンスを実施していたiOS/Android向けアプリ「魔界戦記ディスガイアRPG」について、改めて配信を開始していたが、同作の12月6日6:55分時点のAppStoreアプリセールスランキングが15位まで上昇している。配信直後は40位前後だったことから、好調な推移を好感した買いが向かっているようだ。

 また、同社は5日、プレイステーション4、ニンテンドースイッチ向けに2020年1月23日に発売を予定している「ボイドテラリウム」についての新情報もホームページ上で発表しており、同作に対する期待も買いにつながっているもよう。
 

★9:14  Jフロント-大和が目標株価引き上げ 今後の利益成長とROE改善に注目
 J.フロント リテイリング<3086.T>が続伸。大和証券では、今後の利益成長とROE改善に注目。投資判断「1(買い)」を継続、目標株価を1850円→2050円と引き上げた。

 通期ガイダンスは事業利益を据え置き、それ以外を下方修正。事業利益も特殊要因を除くと38億円の減額となる。大丸松坂屋百貨店の下期前提は百貨店部門の総額売上高が全店で前年同期比▲0.6%(通期▲0.9%)、既存店で同+0.3%(同+0.1%)。既存店は期初計画の同+1.8%から引下げられた。中期経営計画はIFRS16号影響を含め、2020年4月に21年度の数値目標を見直す予定。
 大和予想は百貨店の売上減速を主因に小幅減額(19年度の事業利益のみ増額)するが、基本的な見方は変わらないとした。

★9:17  ソースネクスト-3日続伸 「ポケトーク」の台湾独占販売権を正成社に付与
 ソースネクスト<4344.T>が変わらず挟み3日続伸。同社は6日9時に、台湾のCHENG SENG TRADING(以下、正成社)へAI通訳機「POCKETALK(ポケトーク)」シリーズの独占販売権を付与したと発表した。

 正成社は主に撮影用のカメラやマイク、照明などの機材を取り扱っており、台湾の映画やテレビ局にも撮影機材を提供している。日本やヨーロッパ、アメリカの各企業の販売代理店としても活躍しており、同社としては多様なチャネルで販売をしていくことが期待できるとしている。


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