前場コメント No.4  コスモス電、東建物、アンジェス、CTC、三菱商、島津製 など

2020/02/28(金) 11:33
★9:15  東京コスモス電機-5日続落 20.3期通期の業績予想を未定に変更 新型肺炎の影響見通せず
 東京コスモス電機<6772.T>が5日続落。同社は27日、20.3期通期の連結営業利益予想を従来の8000万円から未定にすると発表した。新型コロナウイルスよる肺炎感染の世界的拡大による影響度合いが不明であることから、業績予想の算定が困難な状況だとしている。
 

★9:15  東京建物-みずほが目標株価引き上げ 中期経営計画をポジティブに評価
 東京建物<8804.T>が続落。みずほ証券では、中期経営計画をポジティブに評価、今後は売却益増加の確度が高いと判断。投資判断は「買い」を継続、目標株価は1700円→1900円に引き上げた。

 物流セクターにおける新型コロナウイルスの拡大による影響を定量的に予想するのは困難としながらも、景況感の悪化による物量減という形で織り込んだ。21/3期は前期に計上した賞与支給対象期間の変更による費用増(46億円)が剥落し、2019年10月より国内ブロック188支店を114支店へ統廃合した効果が21/3期に出現するとみている。海外事業の21/3期営業利益は前期比横ばいと予想。海外は12月決算であるため、新型コロナウイルスの業績へのマイナス影響は20/3期より21/3期上期に大きく出ると予想したためと解説している。

★9:15  アンジェス-大幅に4日続落 椎間板性腰痛症対象とするNF-κBデコイ 米国で第1b相臨床試験の投与完了
 アンジェス<4563.T>が大幅に4日続落。同社は28日8時30分に、米国で実施中の椎間板性腰痛症に対する NF-κBデコイオリゴDNA(以下、NF-κBデコイ)の第1b相臨床試験において、予定した25例の患者投与が完了したと発表した。

 今後、投与された患者を二重盲検で6カ月間安全性と有効性を評価し、その後6カ月の非盲検観察期間で長期安全性、忍容性および有効性を評価するとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★9:15  CTC-三菱UFJMSが目標株価引き上げ 業績堅調だが株価も概ね妥当水準
 伊藤忠テクノソリューションズ<4739.T>が続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、業績堅調だが株価も概ね妥当水準と指摘。投資判断は「Neutral」を継続、目標株価は3100円→3550円に引き上げた。

 20/3期営業利益は 425億円(同18%増)と会社計画390億円(同9%増)を上回りコンセンサス(IFIS)424億円(同18%増)並みを予想している。広域・社会インフラ(自治体・関西企業が好調)や海外子会社が増収を牽引するほか開発・SIの収益性向上や売上ミックス改善によるGPM改善を想定。21/3期の営業利益は460億円(同8%増)とコンセンサス471億円を若干下回るも堅調に推移するとみている。5G含む情報通信、CVSやカードの需要が旺盛な流通、案件豊富なEPが増収を牽引するとみている。

★9:15  三菱商事-4日続落 英国洋上風力発電向け運営事業の優先交渉権獲得
 三菱商事<8058.T>が4日続落。同社は27日、同社および中部電力<9502.T>は英国東部沖120kmに位置するホーンシー・ワン洋上風力発電所向けの海底送電資産運営事業の優先交渉権獲得したと発表した。
 
 本海底送電資産は規模薬1700億円で、今後英国当局および当発電所の開発事業者等との調整・交渉を経て、運営事業権を取得した後、25年間にわたり送電を担う予定としている。なお、株価は地合いの悪さに連れ安している。

★9:16  島津製作所-大幅安 水中ドローン向けの水中光Wi-Fi装置を発売
 島津製作所<7701.T>が大幅安。同社は27日、無人潜水機(水中ドローン)向けの水中光無線通信装置を発売すると発表した。
 
 水中での通信にはケーブルによる「有線」もしくは通信速度が低い「音波」が主流であったが。同装置は10メートル以上の距離で、95メガbps以上の通信速度による水中無線通信(水中光Wi-Fi)を可能にしたとしている。なお、株価は地合いの悪さに連れ安している。


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