NY概況-ダウ357ドル安 週間では過去最大の下げ幅を記録
米株は高安まちまち。米国でグーグルの社員が新型コロナウイルス(Covid-19)に感染していることが明らかになったほか、ニュージーランドやナイジェリアでも初めて感染者が確認されたことでCovid-19による世界景気悪化懸念が続いたが、パウエルFRB議長が「適切に行動する」として利下げを示唆したことでセンチメントがやや改善した。ダウ平均は前日に続き一時1085ドル安まで下落したが、357.28ドル安(-1.39%)と下落幅を縮小して終了。S&P500も4.13%安まで下落後、0.82%安で終了。ダウ平均とともに7営業日続落となった。一方、ハイテク株主体のナスダック総合は3.53%安まで下落後に0.01%高とわずかながら反発して終了した。
ダウ平均採用銘柄は、ボーイング、JPモルガン・チェースが4%超下落し、マクドナルド、ホーム・デポなども3%超下落した一方、エクソン・モービルが3.25%高となったほか、マイクロソフト、ダウ・インクが2%超上昇した。S&P500の11セクターは公益、金融、不動産、生活必需品が2-3%下落したものの、エネルギーが1.25%高、ITが0.79%高となった。
週間ではダウ平均が3583.05ドル安(-12.36%)と2週続落。週間の下落幅は過去最大となり、下落率では2008年以来の大きさとなった。高値からの下落率は14.07%となり、「調整相場入り」となった。S&P500とナスダック総合も週間でそれぞれ11.49%安、10.54%安とともに2週続落。年初来では、ダウ平均が10.96%安、S&P500が8.56%安、ナスダック総合が4.52%安となった。
※各種データは取得時の値です。
DOW
25409.36 -357.28 (-1.39%)
NASDAQ
8567.37 +0.89 (+0.01%)
S&P500
2954.22 -24.54 (-0.82%)
SOX
1705.54 +36.89 (+2.21%)
CME225(ドル建て)
21030 -200
CME225(円建て)
21015 -65
WTI
45.26 -1.83 (-3.89%)
ドル円
108.07 -1.51
ユーロ円
119.15 -1.37
米10年債利回り(%)
1.1633 -0.136
米2年債利回り(%)
0.9308 -0.172
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