前場コメント No.6   DCM、アイエスビー、ピックルス、ソニー、テクノHR、日本郵政

2020/07/01(水) 11:39
★9:34  DCMHD-いちよしが目標株価を引き上げ 2021.2期予想は2期ぶり最高益更新を見込む
 DCMホールディングス<3050.T>が堅調。いちよし経済研究所では、2021.2期予想は2期ぶり最高益更新を見込む。レーティングは「A」を継続、フェアバリューは1400円から1700円に引き上げた。

 いちよしでは2021.2期第1四半期(3-5月)の決算について、戦略的な商品開発やDIY関連・園芸関連商品などの商品拡充の成果が現れたものと判断している。実績を踏まえ、2021.2期予想を増額修正。連結営業利益は2期ぶりの最高益更新を見込むとともに、新中期計画の営業利益目標を初年度で達成する可能性が高いと期待している。中長期的には、M&Aによる非連続な成長の可能性にも期待している。

★9:34  アイエスビー-続伸 グーグルEMM認定を取得しAndroid向け新サービス開始
 アイ・エス・ビー<9702.T>が続伸。同社は6月30日、モバイルデバイスマネジメントサービス「VECTANT SDM」において米グーグルのEMM認定を取得し、Android Enterprise版のサービスを開始したと発表した。

 新サービスはAndroid Enterpriseを利用した法人向けデバイス管理ソリューションを追加した。Android OSが提供する仕組みにより制御するため、端末やパスワード制御などをより細かに管理できるという。

 Management API方式を採用しており、最新デバイスへの対応のほか、グーグルの新機能をいち早く提供することが可能としている。

★9:40  ピックルス-急騰 1Q営業益23%増 自宅での食事増えキムチ需要増
 ピックルスコーポレーション<2925.T>が急騰。同社は6月30日、21.2期20.3期1Q(3-5月)の連結営業利益が9.1億円(前年同期比22.5%増)だったと発表した。外出自粛要請などにより家庭内での食事の機会が増えたこと、健康志向の高まりにより、乳酸菌を含む食品としてキムチの需要が増えたこと、キムチがテレビ番組で取り上げられたことなどにより、「ご飯がススムキムチ」などのキムチ製品をはじめとした製品売上高が大幅に増加したことが寄与した。

★9:41  ソニー-SMBC日興が目標株価引き上げ AC時代に新価値創造の代表銘柄へ
 ソニー<6758.T>が続伸。SMBC日興証券では、AC時代に新価値創造の代表銘柄と指摘。投資評価は「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価は8500円から9500円に引き上げた。

 20/3期決算実績やその後の取材、足元の事業環境、SFHの完全子会社化影響などを踏まえ、業績予想を修正。営業利益は21/3期7000億円、22/3期9500億円、23/3期1.1兆円と、従来予想の同6800億円、9200億円、1.05兆円から上方修正して、新たに25/3期予想を追加した。なお、今回の業績予想/目標株価では、新価値創造の潜在部分は織り込んでいないが、顕在化の兆しがみえればブルシナリオの理論株価13500 円が意識されるとみている。

★9:42  テクノホライゾン-急騰 「xSync Board」新モデル発売開始 GIGAスクール構想実現活用モデルも
 テクノホライゾン・ホールディングス<6629.T>が急騰。同社は6月30日に、子会社であるエルモが、学校や教育機関を対象に、GIGAスクール構想に向けた新モデルもラインナップした「xSync Board 2020年度モデル」を7月上旬から発売すると発表した。

 新しい電子黒板(xSync Board)では、どんなアプリを使っているときでも画面から消えることのない安心の物理操作ボタン(イージーコントローラー)が、さらにシンプルになり、機能を厳選した7個だけのボタンになったという。また、実物を共有する機会の多い学校・教育現場で活躍する書画カメラ(実物投影機)をUSBケーブル1本で接続できる。さらに、自由に専用アプリケーションをインストールできるプラットフォーム「ELMO Play」にも対応し、オフィスビューアーソフトやSTEAM 教材(Scottie Go Edu)なども利用できるとしている。

★9:45  日本郵政-続伸 不適切販売問題に関する進ちょく状況を発表
 日本郵政<6178.T>が続伸。同社は6月30日、かんぽ生命保険<7181.T>の不適切販売問題に関する進ちょく状況を発表し、保険販売の委託を受けた同社募集人のうち、法令や社内規則に違反した2448名の資格処分を決定した。
 
 1日付の日本経済新聞朝刊によれば、同社の増田寛也社長はオンラインで記者会見を開き、「不十分な体制で営業をしてきたと重く受け止めている」と述べた。新型コロナウイルス対策の政府の「持続化給付金」をめぐる不正申請についても、会見で全員が申請取り下げや給付金の返還手続きを行ったと明らかしたという。

 株価は同問題を受けて安値圏で推移していることもあり、改めて悪材料視する向きは限定的。コンプライアンス改善を期待した買いが入っている。


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