前場コメント No.4 SOMPO、ラサ商事、JSR、サツドラHD、船総研HD、コマツ

2021/09/21(火) 11:30
★9:10  SOMPOHD-4日続落 イタリア農業保険を買収 気候変動で需要増=日経
 SOMPOホールディングス<8630.T>が4日続落。21日付の日本経済新聞朝刊は、同社が30億~50億円を投じてイタリアの農業保険大手を買収すると報じた。

 記事によれば、気候変動で収穫量や農家の収入が不安定になるリスクが高まり、保険の需要が増えており、経済環境と連動しにくい農業分野を自動車や企業向け損害保険に次ぐ重要分野と位置づけ、保険の種類と地域の分散を進めるとしている。なお、株価は地合いに連れ安している。

★9:10  ラサ商事-6日ぶり反落 上期営業益予想を上方修正も利益確定売り優勢
 ラサ商事<3023.T>が6日ぶり反落。同社は17日、22.3期上期(4-9月)の連結営業利益予想を従来の6億円から8億円(前年同期比31.4%増)に上方修正すると発表した。従来予想の1.6%減から一転して増益を見込む。プラント・設備工事関連事業における大型案件の完工前倒しや、経費削減などが寄与する。

 なお、株価は前日までに大きく上昇していたこともあり、利益確定売りがゆうせいちとなっている。

★9:12  JSR-3日ぶり反落 フォトレジスト設計の米Inpriaを完全子会社化
 JSR<4185.T>が3日ぶり反落。同社は17日、リソグラフィ用メタル系フォトレジストの設計・開発などを行うInpria Corporation(米国オレゴン州)を完全子会社化したと発表した。

 今後半導体チップの微細化が進むにつれて最先端のリソグラフィプロセスの使用が大幅に増加することが想定され、Inpriaの材料ソリューションは、急速に成長しているEUV工程でのパターニングのコストの大幅な削減に貢献できるとしている。18日付の日本経済新聞朝刊では、投資額を約450億円と報じている。

 なお、株価は軟調な地合いに連れ安している。

★9:13  サツドラHD-もみ合い 1Q営業益51%減 衛生関連用品などの特需剥落
 サツドラホールディングス<3544.T>がもみ合い。同社は17日、22.5期1Q(5月16日-8月15日)の連結営業利益が5900万円(前年同期比50.5%減)だったと発表した。

 前年同期に発生した衛生関連用品、食料品、および日用品の特需が落ち着いたことが響いた。株価は同日発表した株式分割を好感した買いと、減益を嫌気した売りとでもみ合っている。

★9:13  サツドラHD-もみ合い 11月15日を基準日として1株を3株に分割
 サツドラホールディングス<3544.T>がもみ合い。同社は17日、株式分割を行うと発表した。11月15日を基準日として普通株式を1株につき3株の割合で分割する。

★9:20  船井総研HD-大和が新規に「アウトパフォーム」 中小企業にDXコンサルティングを推進
 船井総研ホールディングス<9757.T>が反落。大和証券では、中小企業にDXコンサルティングを推進に注目。投資判断は新規に「2(アウトパフォーム)」とし、目標株価は3500円に設定した。

 中小企業向け戦略系コンサルティングをベースとし、DX化を経営戦略に直結したものと捉えて、独自手法によりDXコンサルティングを推進し業績を拡大しつつあるという。大和では、営業利益で21/12期が66億円(前期比+32.5%、会社計画64億円)、22/12期が78億円(同+18.2%)と見込んでいる。中小企業向けに成長戦略、人材開発などに加えDX化実行支援が増加するとみている。

★9:22  コマツと日立建機-安い 中国恒大集団デフォルト懸念 米キャタピラー株下落で連れ安
 コマツ<6301.T>、日立建機<6305.T>が急落。20日の米国市場でキャタピラー株が下落したことが材料。中国不動産大手の中国恒大集団のデフォルトリスクも意識され、中国関連株に売りが出た。

 キャタピラーの株価は前日比8.9ドル安(-4.5%)の190.8ドルまで下落。これを受けて同業のコマツ、日立建機も安いところで前日比4%超下落している。


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