ニューヨーク外国為替市場概況・6日 ユーロドル、続伸

2020/07/07(火) 06:05
 6日のニューヨーク外国為替市場でユーロドルは続伸。終値は1.1309ドルと前営業日NY終値(1.1248ドル)と比べて0.0061ドル程度のユーロ高水準だった。中国景気の回復期待を背景に世界的に株価が上昇すると、投資家が運用リスクを取りやすくなるとの見方から、安全通貨とされるドルを売って、欧州通貨などを買う動きが広がった。欧州時間に発表された5月ユーロ圏小売売上高が予想より強い内容となったこともユーロを下支えし、一時1.1345ドルと6月23日以来の高値を付けた。  ただ、6月米ISM非製造業指数が57.1と予想の50.0を上回ったことが分かるとドル買い戻しが優勢となり、一時1.1303ドル付近まで伸び悩む場面があった。  なお、仏大統領府はこの日、カステックス新内閣の閣僚名簿を発表。国民の人気が高いルドリアン外相や、日産自動車・ルノー問題を担当するルメール財務相を再任した。市場では「内相など不人気の閣僚を交代させ、マクロン大統領の支持率低迷を打開したいとのねらいが透ける」との声が聞かれた。  ドル円は下落。終値は107.35円と前営業日NY終値(107.51円)と比べて16銭程度のドル安水準だった。欧米株価の上昇に伴うリスク・オンのドル売りが優勢になると、一時107.26円と日通し安値を付けた。良好な米ISM非製造業指数を受けてドル買い戻しが入ると107.59円付近まで下げ渋る場面もあったが、戻りは鈍かった。主要通貨に対するドルの値動きを示すドルインデックスは一時96.57まで低下した。  ユーロ円は続伸。終値は121.39円と前営業日NY終値(120.95円)と比べて44銭程度のユーロ高水準。世界的な株高を背景に投資家のリスク志向が改善し円売り・ユーロ買いが先行すると、一時121.97円と本日高値を付けたが、ユーロドルが上げ幅を縮めるとユーロ円も伸び悩んだ。NY終盤にはドル円の下落につれた売りも出た。 本日これまでの参考レンジ ドル円:107.26円 - 107.77円 ユーロドル:1.1241ドル - 1.1345ドル ユーロ円:120.78円 - 121.97円
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