ニューヨーク外国為替市場概況・2時 ポンド、軟調
27日のニューヨーク外国為替市場でポンドが軟調。特段新たなニュースは伝わってこないが、今週も英・欧州連合(EU)間の離脱交渉に進展がなく、交渉の時間切れが懸念されポンドが弱含んだ。対ドルでは1.3293ドル、対ユーロでは0.8994ポンド、対円では138.34円までポンド売りが進み、それぞれ日通し安値を更新した。
ユーロドルは底堅い。2時時点では1.1954ドルと24時時点(1.1943ドル)と比べて0.0011ドル程度のユーロ高水準だった。ナスダック総合を中心に米株式市場が堅調な動きを見せると、リスクオンのドル売りが優勢でユーロドルは一時1.1962ドルまでじり高となり、9月1日以来の高値を更新した。株価の上げ幅が縮小すると他通貨のドル売りは弱まったが、ユーロドルはユーロポンドの買いに支えられ底堅く推移している。
ドル円は上値が重い。2時時点では104.06円と24時時点(104.08円)と比べて2銭程度のドル安水準。株価の上昇でドル円の上値は重く一時104円を小幅に割り込んだが、まもなく米株式・債券市場などが短縮取引で引けることもあり、積極的にドルの下値を責めるような地合いにはならなかった。
ユーロ円も小幅高。2時時点では124.39円と24時時点(124.30円)と比べて9銭程度のユーロ高水準。ユーロドルが堅調だったことで一時124.43円まで上値を広げた。
本日これまでの参考レンジ
ドル円:103.91円 - 104.29円
ユーロドル:1.1908ドル - 1.1962ドル
ユーロ円:123.90円 - 124.43円
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