前場コメント No.8 任天堂、ＴＤＫ、エンプラス、サントリーＢＦ、丸井Ｇなど
★9:21 任天堂－ＭＳＭＵＦＧが目標株価引き上げ Switch Liteなどに期待
任天堂<7974.T>が底堅い。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、Switch Liteと中国展開によるコンソールライフの長期化を期待。投資判断「Overweight」を継続、目標株価は44000円→46000円と引き上げた。
9月20日発売の「Switch Lite」はユーザー層拡大に貢献すると同時に、1Pタイトルの長期的な販売を実現する見込み。中国市場参入時期は現時点で未定だが、任天堂IPの拡大の潜在余地は大きいと判断。
同社株価は、想定されたカタリストがおおむね出現したと市場が認識する直前にピークを打つ傾向がある。当面のカタリストは（1）Switch Liteの販売初動（9月20日以降）、（2）Mario Kart Tourの発売日の決定と販売初動（8～9月）、（3）Switchの中国市場における販売の決定（19年度中と想定）、（4）クラウドゲームの共同開発パートナーとの提携の決定の4点。いずれも19年度3Qに詳細が判明するものが多く、当面の間、株価は堅調に推移すると考えるとした。
任天堂<7974.T>が底堅い。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、Switch Liteと中国展開によるコンソールライフの長期化を期待。投資判断「Overweight」を継続、目標株価は44000円→46000円と引き上げた。
9月20日発売の「Switch Lite」はユーザー層拡大に貢献すると同時に、1Pタイトルの長期的な販売を実現する見込み。中国市場参入時期は現時点で未定だが、任天堂IPの拡大の潜在余地は大きいと判断。
同社株価は、想定されたカタリストがおおむね出現したと市場が認識する直前にピークを打つ傾向がある。当面のカタリストは（1）Switch Liteの販売初動（9月20日以降）、（2）Mario Kart Tourの発売日の決定と販売初動（8～9月）、（3）Switchの中国市場における販売の決定（19年度中と想定）、（4）クラウドゲームの共同開発パートナーとの提携の決定の4点。いずれも19年度3Qに詳細が判明するものが多く、当面の間、株価は堅調に推移すると考えるとした。
★9:21 ＴＤＫ－ＭＳＭＵＦＧが目標株価引き上げ 105円/ドル前提でも増益は続くと予想
ＴＤＫ<6762.T>が底堅い。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、105円/ドル前提でも二次電池がけん引し、増益は続くと予想。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を10000円→10300円と引き上げた。
二次電池は19年度に韓国向け売上高増加、20年度からスマホ向け容量増、ミニセルの継続拡大で業績拡大をけん引すると予想。センサーは赤字続きと予想するとしたが、改善が早まればバリュエーション切り上がりを予想。
為替前提を110円/ドル→105円/ドルに変更（1円/ドルの変動営業利益は約14億円/年変化と想定）するが、業績予想、目標株価を引き上げ。受動部品、センサー応用、磁気応用の業績予想を引き下げたが、二次電池を主力製品とするエナジー応用製品の業績予想を引き上げ、連結営業利益予想を引き上げたためとした。
ＴＤＫ<6762.T>が底堅い。モルガン・スタンレーＭＵＦＧ証券では、105円/ドル前提でも二次電池がけん引し、増益は続くと予想。投資判断「Overweight」を継続、目標株価を10000円→10300円と引き上げた。
二次電池は19年度に韓国向け売上高増加、20年度からスマホ向け容量増、ミニセルの継続拡大で業績拡大をけん引すると予想。センサーは赤字続きと予想するとしたが、改善が早まればバリュエーション切り上がりを予想。
為替前提を110円/ドル→105円/ドルに変更（1円/ドルの変動営業利益は約14億円/年変化と想定）するが、業績予想、目標株価を引き上げ。受動部品、センサー応用、磁気応用の業績予想を引き下げたが、二次電池を主力製品とするエナジー応用製品の業績予想を引き上げ、連結営業利益予想を引き上げたためとした。
★9:23 エンプラス－続落 訴訟損失引当金戻入額3億8000万円を特別利益に計上へ
エンプラス<6961.T>が続落。同社は20日に、特別利益を計上する見込みとなったと発表した。
米国特許訴訟について、米国連邦地方裁判所からの通知に基づき、関連費用の発生可能性の見直しを行ったことにより、訴訟損失引当金戻入額3億8000万円を特別利益として計上する見込みとなった。なお、20.3期連結の通期業績予想については、その他の要因も含め修正が必要と判断される場合は、速やかに公表するとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。
エンプラス<6961.T>が続落。同社は20日に、特別利益を計上する見込みとなったと発表した。
米国特許訴訟について、米国連邦地方裁判所からの通知に基づき、関連費用の発生可能性の見直しを行ったことにより、訴訟損失引当金戻入額3億8000万円を特別利益として計上する見込みとなった。なお、20.3期連結の通期業績予想については、その他の要因も含め修正が必要と判断される場合は、速やかに公表するとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。
★9:24 サントリーＢＦ－三菱ＵＦＪＭＳが目標株価引き下げ 国内の単価上昇などを評価
サントリー食品インターナショナル<2587.T>が反落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、国内の単価上昇とベトナム飲料事業の成長加速を評価するとし、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は6200円→6000円と引き下げた。
今上期（1～6月）決算では、国内飲料事業の単価上昇、ベトナム飲料事業の成長加速など、好材料が顕在化。日本の7月の悪天候影響は来期業績を考える上では関係なく、株価には織り込み済みと判断。中長期のエクイティストーリー「世界の飲料市場の潮流（レスシュガー化）を追い風とし、持続的な成長を実現」に変化はなく、投資の好機と考えるとした。
サントリー食品インターナショナル<2587.T>が反落。三菱ＵＦＪモルガン・スタンレー証券では、国内の単価上昇とベトナム飲料事業の成長加速を評価するとし、投資判断「Overweight」を継続した。目標株価は6200円→6000円と引き下げた。
今上期（1～6月）決算では、国内飲料事業の単価上昇、ベトナム飲料事業の成長加速など、好材料が顕在化。日本の7月の悪天候影響は来期業績を考える上では関係なく、株価には織り込み済みと判断。中長期のエクイティストーリー「世界の飲料市場の潮流（レスシュガー化）を追い風とし、持続的な成長を実現」に変化はなく、投資の好機と考えるとした。
★9:29 丸井Ｇ－大和が目標株価引き下げ EPSとDPSの成長やROE改善に注目
丸井グループ<8252.T>が続伸。大和証券では、EPSとDPSの成長やROE改善に注目。投資判断「1（買い）」を継続も、目標株価は2650円→2600円と引き下げた。
通期のガイダンス（上期は非公表）は据え置き。2Qから小売事業の収益改善に注力する。大和予想は小売事業を理由に小幅減額するとしたが、業績への見方は変更なし。19～21年度は年率10％弱の営業増益に財務戦略の実効が加わり、EPSとDPSの成長、ROE改善が続く見通し。ROEは20年度で10％強を予想。引き続き、店舗を起点とした独自のビジネスモデル、良好な業績、持続的な企業価値向上に取り組む経営スタンスを評価するとした。
丸井グループ<8252.T>が続伸。大和証券では、EPSとDPSの成長やROE改善に注目。投資判断「1（買い）」を継続も、目標株価は2650円→2600円と引き下げた。
通期のガイダンス（上期は非公表）は据え置き。2Qから小売事業の収益改善に注力する。大和予想は小売事業を理由に小幅減額するとしたが、業績への見方は変更なし。19～21年度は年率10％弱の営業増益に財務戦略の実効が加わり、EPSとDPSの成長、ROE改善が続く見通し。ROEは20年度で10％強を予想。引き続き、店舗を起点とした独自のビジネスモデル、良好な業績、持続的な企業価値向上に取り組む経営スタンスを評価するとした。
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