前場コメント No.13 日立、キーエンス、久光製薬、住友重機械、伊藤忠商事など

2019/08/30(金) 11:30
★10:20  日立製作所-反発 傘下がドローン空撮写真から3次元モデル生成できるクラウドサービス開始
 日立製作所<6501.T>が反発。同社傘下の日立システムズは30日に、ドローン空撮写真から自社で3次元モデルを生成できるクラウドサービスの提供を開始すると発表した。
 具体的には、構造物全体を網羅するように撮影した2次元画像(写真)があれば、構造物の3次元モデルを生成する「3次元化」や、写真と3次元モデル上の位置を紐付けることで構造物と劣化箇所を一元管理する「3次元管理台帳」などの機能を、ユーザーが直接クラウド上のメニューを操作して簡易に利用することが可能になるとしている。

★10:23  キーエンス-みずほが目標株価引き下げ 足元局面は中期観点で積み増しの機会と判断
 キーエンス<6861.T>が4日続伸。みずほ証券では、足元局面は中期観点で積み増しの機会と判断し、投資判断「買い」を継続した。目標株価は80000円→73000円と引き下げた。
 株式市場の一部では、今20.3期1Q決算が約9年半ぶりの前期比減収および2ケタ営業減益となったことで、業績目線の切り下がりのみならず、投資指標面の切り下がりも懸念する声が聞かれる。ただし、ヒストリカルでみると、投資指標面が大きく切り下がったのは、08年~12年(海外売上高比率が30%で伸び悩み、競合他社との成長格差が縮小、5年間ピーク利益を更新できなかった局面)に限られる。みずほでは、FA業界内での相対的な成長率の高さが維持できていれば、相対的に高いマルチプルは許容可能と判断。足元の調整局面は、中期観点で積み増しの機会ととらえたいとした。

★10:23  久光製薬-3日ぶり反発 フェントステープのがん疼痛患者適応拡大を申請
 久光製薬<4530.T>が3日ぶり反発。同社は29日に、経皮吸収型持続性疼痛治療剤「フェントステープ」のオピオイド鎮痛剤未使用のがん疼痛患者への適応拡大に関する承認事項一部変更承認申請を実施した。
 今後、2020年度中に本剤のオピオイド鎮痛剤未使用のがん疼痛患者への適応拡大に関する承認取得をめざすとしている。

★10:23  住友重機械-みずほが目標株価引き下げ 中国の先行き不透明感解消まで上値は重い
 住友重機械工業<6302.T>が4日ぶり反落。みずほ証券では、中国の先行き不透明感が解消されるまで上値は重いと判断。投資判断「中立」を継続、目標株価は3600円→3300円と引き下げた。
 今20.3期は量産品の精密機械と建設機械を主体にやや下方修正。米中貿易摩擦の影響による中国経済の減速などから量産品の底入れ時期を見通せず、当面は需要動向を見極めたいとした。絶対的な利益水準はまずまずで株価バリュエーションも割安だが、これといった買い材料に乏しく、当面の株価は上値の重い展開が続くと考えるとした。

★10:24  伊藤忠商事-SMBC日興が目標株価引き上げ セクター内トップピックとして推奨
 伊藤忠商事<8001.T>が反発。SMBC日興証券では、健全な危機意識を持ちつつ、一歩先へとコメント。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を2350円→2420円と引き上げた。セクター内トップピックとして推奨。
 さらなる有意ある規模での利益成長、CITICとのシナジー創出といった課題を解決していく必要はあるが、業績のビジビリティの高さ、株価意識の強さ、コミットメント経営といった評価ポイントは不変。企業価値向上に向けて同社が掲げる「着実な下限配当引き上げ+自社株買いを活用したEPSの持続的上昇=高効率経営の継続」のフレームワークは、足元のように景況感の下振れリスクを意識せざるを得ない局面では、注目に値すると考えるとした。今後5年間の総還元利回りの平均は約7%を想定。短期カタリストとしては、今期の増配を予想。足元進めている自社株買いも、株価のサポート要因となる見通し。

★10:29  シマノ-大和が目標株価引き下げ 市場好調を受けて自転車部品売上高は順調に伸長
 シマノ<7309.T>が続伸。大和証券では、市場好調を受けて、自転車部品売上高は順調に伸長しているとみて、投資判断「2(アウトパフォーム)」を継続した。目標株価は18500円→18000円と引き下げた。上期営業利益は大和予想比で自転車部品が下振れ、釣具は予想並み。自転車部品の製造費用上振れなどを受け、通期会社計画は下方修正。


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