前場コメント No.11 スルガ銀行、DOWA、日東工業、クミアイ化学、ウエルシアなど

2019/09/10(火) 11:30
★10:14  スルガ銀行-急騰 SBIの地銀連合構想 スルガ銀支援が焦点と日経報じる
 スルガ銀行<8358.T>が急騰。10日付の日本経済新聞朝刊は、SBIホールディングス<8473.T>が全国の地方銀行と資本・業務提携する「地銀連合構想」について、投資用不動産への不正融資で経営の屋台骨が揺らいだ同行の支援に前向きと報じたことが材料視されている。
 記事では、SBIの北尾CEOがかねて支援に意欲を示しており、創業家との関係解消やシェアハウス問題の解決が進めば、資本・業務提携が現実味を増す可能性はあるとしている。

★10:15  凸版印刷-4日続伸 低価格ICタグ「SMARTICS-U」シリーズのラインアップ拡充
 凸版印刷<7911.T>が4日続伸。同社は10日に、低価格ICタグ「SMARTICS-U」シリーズのラインアップを拡充すると発表した。
 今回、従来品より読み取り精度と読み取り距離を向上させた「汎用モデル」、様々な国と地域で利用できる「グローバルモデル」、近接で重ねても読み取り可能な「書類管理向けモデル」の計3種類のICタグを新たに開発。全モデルの提供を10月より開始するとしている。

★10:18  DOWA-みずほが目標株価引き下げ 通期では下振れとみる
 DOWAホールディングス<5714.T>が続伸。みずほ証券では、上期は会社計画の超過達成を予想するが、通期では下振れとみるとコメント。投資判断「中立」を継続、目標株価は3400円→3300円と引き下げた。
 今20.3期上期営業利益は環境・リサイクルおよび製錬部門主体に会社計画比で15億円上振れの100億円を予想。ただし、亜鉛価格の低迷や円高リスクに加え、自動車向けおよびスマホ向け需要の減少による金属加工部門や熱処理部門の厳しさから、通期営業利益は会社計画比で15億円下振れの230億円に引き下げ。来21.3期営業利益は前年比で7%増の245億円を予想するとしたが、参考値として示された中計の数値目標(営業利益450億円)を大幅に下回るとの見方を示した。

★10:22  日東工業-続伸 ベトナムのSAO NAM AN TRADING SERVICE CORPORATIONを子会社化
 日東工業<6651.T>が続伸。同社は9月9日大引け後に、連結子会社であるサンテレホン(東京都中央区)が、SAO NAM AN TRADING SERVICE CORPORATION(ベトナム・ホーチミン市)の株式を取得すると発表した。オフィス・セキュリティー機器の卸販売を行う会社で、10月25日に99.99%の株式を取得する予定。

★10:27  クミアイ化学-いちよしがフェアバリュー引き上げ 順調な3Q決算
 クミアイ化学工業<4996.T>が続伸。いちよし経済研究所では、順調な3Q決算と判断。レーティング「A」を継続、フェアバリューを1100円→1300円と引き上げた。
 将来的に世界の食糧不足が懸念される中、農業の生産性を高める農薬は有望なマーケットと認識される。同社の畑作用除草剤「アクシーブ」は既に年間200億円超の売上規模だが、新エリアの売上貢献もあり、さらなる拡大が見込まれる。米中貿易摩擦(中国による米国産大豆の購入抑制)や米国の洪水の影響はリスクだが、深刻なインパクトになるとの見方は現状なされていない。いちよしでは同社の来20.10期および21.10期の業績予想を小幅増額するとした。

★10:32  ウエルシア-野村が目標株価引き上げ 高利便性を背景に集客増と売価適正化を両立
 ウエルシアホールディングス<3141.T>が底堅い。野村証券では、高利便性を背景に集客増と売価適正化を両立していると判断。レーティング「Buy」を継続、目標株価は5600円→6200円と引き上げた。
 来21.2期予想EPSを従来比5%上方修正し、PER23倍(従来22倍)を適用して目標株価を引き上げ。野村カバー小売34社平均PERが18倍→19倍に上昇。同社の株価評価は高まっているが、(1)来期まで人件費効率化の効果が期待できるうえ、(2)景気影響を受け難い調剤併設のビジネスモデルや、(3)「規模」の力の優位性を踏まえると、相対的な投資魅力は高く、株価に上昇余地があるものと判断するとした。


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