前場コメント No.8 クロスフォー、アステラス製薬、タカラバイオ、ハイアス、パーソルなど
★9:16 日産化学－みずほが目標株価引き下げ 安定成長や高い株主総還元性向を評価
日産化学<4021.T>が続落。みずほ証券では、安定成長や高い株主総還元性向を評価するとして、投資判断「買い」を継続した。目標株価は5800円→5500円と引き下げた。
みずほでは、全社営業利益（調整額考慮前）の8割強を占める農業化学品と機能性材料を合わせた営業増益率を年率6％と予想。収益性の高い両セグメントの伸長により、全社の売上高営業利益率は前19.3期の18％から22.3期に20％への上昇を見込むとした。
（1）殺虫剤「グレーシア」の大型製品化、（2）除草剤「ラウンドアップ」の需要回復、（3）VA液晶用配向膜の採用拡大などがけん引役になると予想。来21.3期以降は配当性向が45％以上、毎期100億円の自己株式取得と合わせ、株主総還元性向は75％以上と想定。これが株価評価の重要なポイントになるとした。
日産化学<4021.T>が続落。みずほ証券では、安定成長や高い株主総還元性向を評価するとして、投資判断「買い」を継続した。目標株価は5800円→5500円と引き下げた。
みずほでは、全社営業利益（調整額考慮前）の8割強を占める農業化学品と機能性材料を合わせた営業増益率を年率6％と予想。収益性の高い両セグメントの伸長により、全社の売上高営業利益率は前19.3期の18％から22.3期に20％への上昇を見込むとした。
（1）殺虫剤「グレーシア」の大型製品化、（2）除草剤「ラウンドアップ」の需要回復、（3）VA液晶用配向膜の採用拡大などがけん引役になると予想。来21.3期以降は配当性向が45％以上、毎期100億円の自己株式取得と合わせ、株主総還元性向は75％以上と想定。これが株価評価の重要なポイントになるとした。
★9:18 クロスフォー－急騰 今期営業益3倍見込み 前期は74％減で着地
クロスフォー<7810.T>が急騰。同社は13日に、20.7期通期の連結営業利益予想が2.0億円（前期比3.2倍）だと発表した。
市場規模の拡大が見込まれている東南アジア、アフリカを中心に 新規市場の開拓を図るとしている。
19.7期通期の連結営業利益は6100万円（前の期比73.7％減）だった。消費者マインドの低迷を受けた「Dancing Stone」製品 の買い控えによる減収が影響した。
クロスフォー<7810.T>が急騰。同社は13日に、20.7期通期の連結営業利益予想が2.0億円（前期比3.2倍）だと発表した。
市場規模の拡大が見込まれている東南アジア、アフリカを中心に 新規市場の開拓を図るとしている。
19.7期通期の連結営業利益は6100万円（前の期比73.7％減）だった。消費者マインドの低迷を受けた「Dancing Stone」製品 の買い控えによる減収が影響した。
★9:20 アステラス製薬－みずほが目標株価引き下げ 眼科領域の細胞医療の潜在市場規模は大きい
アステラス製薬<4503.T>が反落。みずほ証券では、眼科領域の細胞医療の潜在市場規模は大きいとみて、投資判断「買い」を継続した。目標株価は1980円→1950円と引き下げた。
みずほ予想を見直したものの、大きな変化はなし。2度のパテントクリフ（20.3期（ベシケア、タルセバ）にはコスト削減、23.3期（レキスキャン、ミラべトリック）には臨床後期開発品）で対応可能で、業績落ち込みは一時的と予想される。当面の注目点は、眼科領域の細胞医療のリード開発品ASP7317（萎縮型加齢黄斑変性[Dry AMD]）のP1bパートの結果。Dry AMDの罹患患者数は欧米中心に約3700万人と推測され、治療割合1％としても潜在市場規模は132億ドルと試算されるとした。
アステラス製薬<4503.T>が反落。みずほ証券では、眼科領域の細胞医療の潜在市場規模は大きいとみて、投資判断「買い」を継続した。目標株価は1980円→1950円と引き下げた。
みずほ予想を見直したものの、大きな変化はなし。2度のパテントクリフ（20.3期（ベシケア、タルセバ）にはコスト削減、23.3期（レキスキャン、ミラべトリック）には臨床後期開発品）で対応可能で、業績落ち込みは一時的と予想される。当面の注目点は、眼科領域の細胞医療のリード開発品ASP7317（萎縮型加齢黄斑変性[Dry AMD]）のP1bパートの結果。Dry AMDの罹患患者数は欧米中心に約3700万人と推測され、治療割合1％としても潜在市場規模は132億ドルと試算されるとした。
★9:22 タカラバイオ－みずほが目標株価引き下げ 海外展開の道筋を待つ段階
タカラバイオ<4974.T>が小高い。みずほ証券では、海外展開の道筋を待つ段階と判断。投資判断「中立」を継続、目標株価は2500円→2360円と引き下げた。
今20.3期1Q決算を受け、研究用試薬事業の高い成長性を再確認。半面、アップサイドが大きいものの不確実性を伴う遺伝子医療事業（特にC-REV）の海外展開については、パートナー獲得の目途が現時点で立ったとは言い難く、みずほでは動向を見守るべきとみて「中立」を据え置くとした。ESMO2019（19年9月27日～）でC-REVのすい臓がんに対するP1試験の中間結果を発表の予定で、良好であれば海外展開に向け一歩前進と指摘した。
タカラバイオ<4974.T>が小高い。みずほ証券では、海外展開の道筋を待つ段階と判断。投資判断「中立」を継続、目標株価は2500円→2360円と引き下げた。
今20.3期1Q決算を受け、研究用試薬事業の高い成長性を再確認。半面、アップサイドが大きいものの不確実性を伴う遺伝子医療事業（特にC-REV）の海外展開については、パートナー獲得の目途が現時点で立ったとは言い難く、みずほでは動向を見守るべきとみて「中立」を据え置くとした。ESMO2019（19年9月27日～）でC-REVのすい臓がんに対するP1試験の中間結果を発表の予定で、良好であれば海外展開に向け一歩前進と指摘した。
★9:25 ハイアス－急落 1Q営業赤字転落 コンサルティング事業の減益響く
ハイアス・アンド・カンパニー<6192.T>が急落。同社は13日に、20.4期1Q（5-7月）の連結営業損益は1800万円の赤字（前年同期は1200万円の黒字）だったと発表した。上期の会社計画1億9800万円の黒字は据え置いた。
コンサルティング事業が大幅な減益となった。また、投資としてのコストが先行していることにより、建築施工事業の赤字が拡大したことも響いた。
ハイアス・アンド・カンパニー<6192.T>が急落。同社は13日に、20.4期1Q（5-7月）の連結営業損益は1800万円の赤字（前年同期は1200万円の黒字）だったと発表した。上期の会社計画1億9800万円の黒字は据え置いた。
コンサルティング事業が大幅な減益となった。また、投資としてのコストが先行していることにより、建築施工事業の赤字が拡大したことも響いた。
★9:26 パーソル－みずほが目標株価引き下げ 高い競争力で国内事業の好調継続
パーソルホールディングス<2181.T>が底堅い。みずほ証券では、高い競争力で国内事業の好調は続いているとみて、投資判断「買い」を継続した。目標株価は3300円→3200円と引き下げた。
「買い」の理由は変わらず、（1）労働需給逼迫や改正法の影響で、同社のような大手総合人材企業の競争力が高まる局面にあり、（2）派遣、正社員向けリクルーティングといった国内主力事業の高成長が継続するとみているため。海外事業は計画対比下振れているものの、国内事業の好調でカバーし、今20.3期は会社計画達成可能と予想。
パーソルホールディングス<2181.T>が底堅い。みずほ証券では、高い競争力で国内事業の好調は続いているとみて、投資判断「買い」を継続した。目標株価は3300円→3200円と引き下げた。
「買い」の理由は変わらず、（1）労働需給逼迫や改正法の影響で、同社のような大手総合人材企業の競争力が高まる局面にあり、（2）派遣、正社員向けリクルーティングといった国内主力事業の高成長が継続するとみているため。海外事業は計画対比下振れているものの、国内事業の好調でカバーし、今20.3期は会社計画達成可能と予想。
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