前場コメント No.9 SUMCO、信越化学、アークランド、ユアサフナショク、日本光電工業など

2019/10/04(金) 11:30
★9:33  SUMCO-SMBC日興が「3」へ引き下げ 今期に次いで来期も大幅減益・減配を予想
 SUMCO<3436.T>が続落。SMBC日興証券では、今期に次いで来期も大幅減益・減配を予想。投資評価を「2(中立)」→「3(アンダーパフォーム)」、目標株価を1300円→1020円と引き下げた。
 半導体出荷の低迷を裏付けとした300ミリウエハーの需給緩和により、今19.12期のみならず、来20.12期も大幅減益・大幅減配が不可避と予想。来20.12期のコンセンサス切り下がり余地が大きく、現状の株価は割高と判断。
 300ミリと200ミリの大幅減産に伴う台湾子会社Formosa SUMCO Technology(FST)の業績悪化、減価償却をはじめとした固定費増、円高を主因に、今19.12期・来20.12期と大幅減益を予想。半導体市場に対する慎重な見方に大きな変化はないとしたが、FSTの2Q業績が想定以上に厳しく、足元まで月次売上高の落ち込みに歯止めが掛かっていないと指摘。

★9:42  信越化学-SMBC日興が目標株価引き上げ 不透明な事業環境下でも信頼感は揺るがず
 信越化学工業<4063.T>が底堅い。SMBC日興証券では、不透明な事業環境下でも業績の信頼感は揺るがずとコメント。投資評価「1(アウトパフォーム)」を継続、目標株価を11150円→13300円と引き上げた。
 今20.3期~22.3期予想を見直し、目標株価を再考。300ミリウエハーや塩ビ樹脂(PVC)の値上げ、シリコーンやマスクブランクス、フォトレジストに代表される主要製品群の数量増、固定費等のコストコントロールによって増益基調が続くと予想。不透明な事業環境下、業績の安定感やマネジメントのクオリティの高さが一層際立つ局面と認識。セクター内のトップピックの一角に位置付けるとした。
 主要製品の値上げ・拡販と固定費管理で今20.3期も増益確保を予想。中期的な観点でも、持続的な利益成長と株主還元強化が期待できるとした。

★9:47  アークランドサカモト-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 新店の早期収益貢献がポイント
 アークランドサカモト<9842.T>がもみ合い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、小売事業の既存店売上改善と新店の早期収益貢献がポイントとコメント。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は1330円→1300円と引き下げた。
 エクイティストーリーは「外食事業の業績好調持続とともに、既存店売上改善により小売事業の業績が持ち直すこと」。今20.2期2Q累計(3~8月)は営業減益。外食事業の業績は堅調ながら、小売事業は既存店売上高の低調と久喜菖蒲店のオープンコスト増などで2ケタ営業減益。小売事業の業績持ち直しが依然みられないため「Neutral」を継続。
 厳しい事業環境が続くなかで小売事業の業績が持ち直すためには、早期の既存店売上改善と久喜菖蒲店の収益貢献が重要とみているとした。

★9:51  ユアサ・フナショク-大幅に3日ぶり反発 光通信が5%取得 大株主へ
 ユアサ・フナショク<8006.T>が大幅に3日ぶり反発。同社株について光通信<9435.T>が新たに5%を取得し、大株主となったことが材料視されているもよう。10月3日分公表の大量保有報告書(5%ルール)で判明した。保有割合は5.10%。

★9:55  日本光電工業-野村が目標株価引き下げ 円高は厳しいが新製品・新技術オンパレードに注目
 日本光電工業<6849.T>が7日続落。野村証券では、円高で業績は厳しいが、新製品・新技術オンパレードに注目。レーティング「Buy」を継続も、目標株価は3800円→3700円と引き下げた。
 業績予想を下方修正。7~9月期の駆け込み需要は15億円~20億円程度 7~9月期は前年同期比9%増収を予想。10月の消費増税前の駆け込み需要は、4~6月期時点では数億円程度にとどまったものの、7~9月期には大学・官公立病院を中心に15億円~20億円規模の駆け込み需要が発生すると考えられる。この結果、7~9月期の国内売上高は同10%増収と好調に推移する見通し。国内では10~12月期は反動減を想定するも、来21.3期は1%増収を予想。


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