後場コメント No.2 インテリックス、三井化学、オンワード、ハニーズ、ダイセキ環境など

2019/10/07(月) 15:00
★13:14  インテリックス-プラス転換 不動産投資型クラウドファンディングサービスを開始
 インテリックス<8940.T>がプラス転換。同社は7日に、不動産投資型クラウドファンディングサービスを開始すると発表した。
 第1号ファンドは、同社が展開する京町家をリノベーションした宿泊施設を投資対象とし、11月をめどに募集を開始する予定としている。

★13:32  FRONTEO-急騰 同社参加の研究グループが創薬効率を高める基盤技術を開発
 FRONTEO<2158.T>が急騰。日本経済新聞電子版は7日10時59分、「LINC」という約100の企業や研究機関からなる研究グループが、多数の人工知能(AI)を組み合わせて創薬効率を高める基盤技術を開発したと報じた。
 記事では、創薬にかかるコストを半減し、開発期間を3割縮められるという。2020年にも実用化して、日本勢の競争力の向上につなげるとしている。
 同研究グループに同社子会社のFRONTEOヘルスケアが参加していることから、買いが向かっているもよう。

★13:57  三井化学-三菱UFJMSが目標株価引き下げ 会社の通期計画は下方修正されよう
 三井化学<4183.T>が3日続落。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、フェノール市況悪化などで会社の通期計画は下方修正されようとコメント。投資判断「Neutral」を継続、目標株価は2790円→2670円と引き下げた。
 「Neutral」とする理由は(1)世界的な新車需要の減速により同社の自動車関連素材の販売が力強さを欠くこと、(2)同社が三井化学単体および子会社、持ち分法会社を通じてエクスポージャーを有するフェノール、BPA、アセトン、TDIなど石化誘導品の収益モメンタムが鈍化していることなど。
 同社の中長期的な魅力は、『自動車産業向け高機能材料とアジアでの高機能材料の供給を主軸とした業績拡大』であり、従来意見から変更なし。なお、会社計画はフェノール/BPAやTDIの市況下落影響や不織布事業の不調を十分に織り込んでおらず、今20.3期通期計画が下方修正されるリスクは高いと考えられる。ただし、その点を株価はおおむね織り込んでいるとした。

★14:07  オンワード-大幅反発 韓国撤退へ 日韓関係悪化で業績不振
 オンワードホールディングス<8016.T>が大幅反発。同社は7日、日韓関係の悪化などを理由に、2020年2月までに韓国事業から撤退すると発表した。東京都内で開いた決算説明会で保元道宣社長が明らかにした。
 共同通信の記事によると、保元社長は「日韓の摩擦の影響で、このところ業績が悪い状態が続いていた」と説明した。ほかに事業構造改革の一環として、セレクトショップの「オープニングセレモニー」やカジュアル衣料品のブランド「フィールドドリーム」などの撤退も明らかにしたとしている。不採算事業から撤退し、利益を見込める事業にリソースを集中する。
 なお、株価は同発表を好感した買いや、前営業日に大幅に下落した反動もあり、高いところで4.7%上昇している。

★14:14  ハニーズ-水戸が目標株価引き上げ 6~8月期営業利益は4.1倍の大幅増益
 ハニーズホールディングス<2792.T>が4日続落。水戸証券では、6~8月期営業利益は4.1倍の大幅増益と評価。レーティング「B+」を継続、目標株価を1550円→1700円と引き上げた。
 今6~8月期は売上高115億円(▲3%)、営業利益7.9億円(+312%)。店舗数は866店(19/8末)。前年9月に中国店舗を閉鎖した影響で減収だが、国内売上は堅調に推移した。
 今20.5期会社計画は売上高500億円(+0.5%)、営業利益50億円(+10%)が据え置かれた。既存店売上高は+2.0%(上期+3.1%、下期:+0.9%)、出店は25店、退店は20店を計画している。水戸では前回8月予想の売上高:会社計画並み、営業利益:51億円(前期比+13%、会社計画比+1億円)を据え置き。消費増税にあたり税込価格の据え置き(実質値下げ)を行うことが売上高・利益を圧迫することが懸念されるが、強みである価格優位性を維持することができそう。また、高いアセアン生産比率(19.5期実績90%)を生かした原価低減と品質向上の施策も奏功しそうとした。

★14:32  ダイセキ環境-水戸が新規「B+」 20.2期会社計画営業利益は上振れを予想
 ダイセキ環境ソリューション<1712.T>が4日ぶり反発。水戸証券では、今20.2期会社計画営業利益は上振れを予想。レーティング「B+」、目標株価900円として、カバレッジを開始した。
 今20.2期会社計画は売上高142億円(±0%)、営業利益10.4億円(+16%)。期初計画に対しては売上高▲3.8%、営業利益+15.5%の修正。下期の会社計画営業利益は期初5.3億円→4億円へ下方修正された。岐阜リサイクルセンターが8月に操業を開始したものの、稼働率が低いもようで、減価償却費などのコストが先行すると考えているもよう。岐阜リサイクルセンターは、リニア中央新幹線の工事に伴う自然由来重金属含有土壌の浄化案件が期待されていたが、工事自体が遅れ気味のもよう。
 水戸では売上高142億円(前期比±0%、会社計画並み)、営業利益11.7億円(同+30%、同+1.3億円)を予想。上期の営業利益が期初計画に対して大幅に上振れたように、付加価値の高い案件に注力することによって下期の採算性も改善していくとみられ、減価償却費のコスト増分を吸収できると考えるとした。


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