三菱ガス化学-後場上げ幅拡大 通期営業益を下方修正も自社株買いを好感
三菱ガス化学<4182.T>が後場上げ幅拡大。同社は5日14時に、20.3期通期の連結営業利益予想を従来の330億円から310億円(前期比25.1%減)に引き下げると発表した。市場コンセンサスは314億円。
メタノール市況が前回予想を下回って推移していることや未経過月の為替レートを円高方向に見直したことなどから、売上高が計画を下回る見込みとなった。また、発泡プラスチック事業の販売数量減少、ポリカーボネートおよびポリアセタールの下振れも響く。
また、20.3期上期(4-9月)の連結営業利益は160億円(前年同期比44.6%減)だった。前年同期に高い水準を維持していたポリカーボネート、高純度イソフタル酸、メタノールなどの市況が大幅に下落したことなどが響いた。
併せて、330万株・50億円を上限とした自己株取得枠を設定すると発表した。取得期間は11月6日~2020年1月31日。なお、上限株数を取得した場合の自己株式を除いた発行済株式総数に対する割合は1.56%となる。
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