前場コメント No.16 東宝、日医工、東和薬品、フロンティアRE、石油資源開発など

2019/12/03(火) 11:30
★10:29  東宝-底堅い アニメ「天気の子」が4部門候補 来年1月の米アニー賞 共同報道
 東宝<9602.T>が底堅い。共同通信は3日、アニメ界のアカデミー賞と呼ばれる「第47回アニー賞」(国際アニメ映画協会主催)の各賞候補が2日発表され、新海誠監督の「天気の子」が「長編インディペンデント作品賞」「長編作品監督賞」など計4部門でノミネートされたと報じた。発表・授賞式は2020年1月25日、米ロサンゼルスで行われる。
 記事によれば、新海監督は2017年のアニー賞でも「君の名は。」が候補に選ばれたが、受賞は逃したとしている。

★10:29  日医工-SMBC日興が新規「2」 構造的コスト削減と米国事業立ち上がりを待ちたい
 日医工<4541.T>が底堅い。SMBC日興証券では、構造的コスト削減と米国事業立ち上がりを待ちたいとコメント。投資評価「2(中立)」、目標株価1300円として、カバレッジを開始した。
 同社は大手後発医薬品(GE)メーカーとして売上高トップを走ってきた企業であり、同業他社に先駆けて、積極的な海外展開や他社との業務提携を進めている。近年は薬価改定や外注費の増大により利益率低下が進んだが、コスト削減策やエルメッドエーザイ買収によるコストシナジー追求で収益力向上に注力している。また、エルメッドの買収に伴い国内シェアを上昇させたが、今後、日医工ブランドの下、さらなるシェア上昇のための取り組みが注目される。現在、米国事業は営業赤字の状況となっているが、早ければ2021年発売予定のバイオシミラー(BS)による業績拡大も見込まれており、21年度以降に本格的な黒字転換が可能になると予想するとした。

★10:33  東和薬品-SMBC日興が新規「2」 「東和式販売体制」の効果持続性が問われる局面へ
 東和薬品<4553.T>が反落。SMBC日興証券では、「東和式販売体制」の効果持続性が問われる局面へとコメント。投資評価「2(中立)」、目標株価2900円として、カバレッジを開始した。
 同社は国内市場において従来の直販体制に医薬品卸の販路(2017年度から開始)を加えた「東和式販売体制」を構築し、同業大手他社を上回る国内数量増加およびシェア拡大を実現、大幅に売り上げを拡大してきた。今後の注目点は医薬品卸ルートの活用による売上成長の継続と原価率上昇への対応が可能かどうかと注目。なお、同社は海外事業を展開していないため、国内における薬価制度改革、診療報酬改定などの影響を相対的に大きく受ける点には注意が必要。当面は、収益性確保や新規事業育成など、今後の戦略に注目しつつ、投資評価「2」でカバー開始。

★10:39  フロンティアRE-三菱UFJMSが目標株価引き下げ テコ入れとテナント退去が交錯
 フロンティア不動産投資法人<8964.T>が小安い。三菱UFJモルガン・スタンレー証券では、既存物件のテコ入れとテナント退去が交錯していると判断。投資判断「Neutral」を継続も、目標株価は57.70万円→53.20万円と引き下げた。
 三井不動産からの安定的なパイプラインサポートによる外部成長は堅調である一方、既存ポートフォリオでは既存店舗のリニューアルによるテコ入れとテナント退去による減賃が交錯しており、当面は状況注視する必要があると判断するとした。

★10:40  石油資源開発-MSMUFGが目標株価引き上げ 福島LNG発電所稼働開始がカタリスト
 石油資源開発<1662.T>がもみ合い。モルガン・スタンレーMUFG証券では、福島LNG発電所稼働開始がカタリストとコメント。投資判断「Equal-weight」を継続も、目標株価は2800円→3200円と引き上げた。
 重軽格差の好転から、1Q決算ではカナダBitumen事業はV字回復し、2Qも同社通期上方修正のけん引役となった。足もとの重軽格差も安定的に推移。20年度以降は、原油価格下落を予想するとしたが、福島LNG発電所の収益貢献により同社は20年度、21年度と増益を続けられると予想。福島LNG発電所の売電収益、相馬LNG基地でのLNG気化受託収益は、経常利益段階で20年度30億円、21年度60億円を織り込んでいるとした。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,085.80 -375.12
ナスダック総合 15,611.76 -100.99
ドル/円 156.56 +0.92
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ