前場コメント No.18 SANKYO、YKT、大王製紙、ITbook、アリアケジャパンなど

2019/12/03(火) 11:30
★11:02  SANKYO-大和が目標株価引き下げ 積極的な投資スタンスは取りづらい状況が続く
 SANKYO<6417.T>が反落。大和証券では、積極的な投資スタンスは取りづらい状況が続くと想定。投資判断「3(中立)」を継続、目標株価は4140円→4000円と引き下げた。今期の営業利益は減益予想だが、ガイダンスは上回る見通し。来期は営業増益ながら再来期は営業減益になると予想されるとした。

★11:04  セイコー-大和が目標株価引き上げ ウオッチ事業が好調
 セイコーホールディングス<8050.T>が3日続落。大和証券では、ウオッチ事業が好調と判断。投資判断「3(中立)」を継続、目標株価は2300円→2800円と引き上げた。通期会社計画の営業利益は上方修正された。時計完成品の2Q単の販売実績は堅調と評価。

★11:05  YKT-急騰 アマゾンが量子コンピューターサービス開始との発表で思惑
 YKT<2693.T>が急騰。米アマゾン・ドット・コムは2日、クラウド経由で量子コンピューターを使えるようにするサービスを始めると発表したことが材料視されているもよう。
 3日の日本経済新聞電子版の記事によれば、カナダのDウェーブ・システムズなど複数社の製品を利用できるようにするとしている。
 これを受けて、量子コンピュータ関連の事業を手がける同社に思惑的な買いが向かっているようだ。

★11:08  王子HD-大和が目標株価引き上げ 総合的な収益力は高いが市況依存は拭えない状況
 王子ホールディングス<3861.T>が3日ぶり反落。大和証券では、総合的な収益力は高いが市況依存は拭えない状況と判断。投資判断「3(中立)」を継続、目標株価は500円→650円と引き上げた。
 パルプは厳しいが洋紙の値上げ浸透で、今20.3期大和予想は据え置き。来21.3期はパルプ価格の反転を織り込み、増収増益を予想。パルプの変化点は各種原料交渉が動き出す20年1~2月頃との見方を示した。

★11:10  大王製紙-大和が目標株価引き上げ 中計達成が視野に入るなかで海外動向がカギ
 大王製紙<3880.T>が底堅い。大和証券では、中計達成が視野に入るなかで海外動向がカギと判断。投資判断「3(中立)」を継続、目標株価は1250円→1500円と引き上げた。
 古紙価格下落と価格修正効果により、今20.3期大和予想を上方修正。来21.3期は家庭紙の値上げ効果が残り、営業増益を予想。中期経営計画達成に向けて海外事業の動向が焦点とした。

★11:13  ITbookなど-マイナンバーカード関連が高い 新経済対策で2020年9月マイナンバーポイント導入へ
 ITbookホールディングス<1447.T>、ジャパンシステム<9758.T>などマイナンバーカード関連銘柄が高い。NHKは3日、政府が、新たな経済対策について、事業規模を25兆円台とする方向で与党との最終的な調整に入ることがわかったと報じたこと材料。
 同報道によれば、消費を下支えするためマイナンバーカードを持つ人に買い物で使えるポイントを付与する制度を、2020年9月から導入するとしており、これを受けて関連銘柄が買いが入っているようだ。

★11:15  アリアケジャパン-みずほが目標株価引き上げ 中国業績のモメンタム拡大待ち
 アリアケジャパン<2815.T>が底堅い。みずほ証券では、中国業績のモメンタム拡大待ちとして、投資判断「中立」を継続した。目標株価は6900円→7350円と引き上げた。
 今20.3期上期決算説明会後の会社訪問を踏まえ、業績予想を見直し。今後3年の米国子会社売却の影響を除くオーガニックCAGRは、売上高5%、営業利益7%を予想。株価バリュエーション拡大には中期業績のモメンタム拡大が必要と考え「中立」を継続。
 説明会で同社は、事業環境を見極めるため、中国の工場新設を延期すると表明。米国子会社売却資金約200億円で、今後3年間に中国や欧州で100億円以上の設備投資を行うと述べていたと注目。


日本株の最新ニュース
マーケットデータ
日経平均 37,934.76 +306.28
TOPIX 2,686.48 +22.95
グロース250 644.61 +4.49
NYダウ 38,085.80 -375.12
ナスダック総合 15,611.76 -100.99
ドル/円 156.56 +0.92
プレミアム銘柄の最新情報
ページTOPへ