前場コメント No.13 清水建設、ネオス、セコム、ケイブ、大研医器など

2019/12/10(火) 11:30
★10:40  清水建設-野村が目標株価引き上げ 設計施工で現場と直結したプロジェクト開発が強み
 清水建設<1803.T>がもみ合い。野村証券では、設計施工で現場と直結したプロジェクト開発が強みと判断。レーティング「Neutral」を継続も、目標株価は1010円→1160円と引き上げた。
 野村では12月9日に、横浜みなとみらいで開発事業を現場を見学。現在、事業主体として開発中の横浜グランゲートは総事業費550億円であり、20年3月の完成予定。同社が設計施工で建設し、平常時の節電、省エネを図る「eco」と、非常時のBCPを重視した「ecoBCP」のオフィスビル。空調設備では放射空調を導入し、快適性を高める工夫がなされていたと注目。また、BCPの観点から中圧ガスを利用するコージェネレーションシステムと、重油を利用する非常用発電機の導入もなされていた。設計施工で現場と直結し、トータルの建設コストを抑えながら、建物の仕様を作りこみ付加価値を上げることができる点は、ゼネコンが開発事業を行う上での強みと評価。

★10:49  ネオス-大幅高 ポケトークシリーズ出荷台数60万台突破を好感
 ネオス<3627.T>が大幅高。ソースネクスト<4344.T>が9日、2017年12月より販売している「ポケトーク」シリーズ(初代「ポケトーク」、「ポケトーク W」および最新の「ポケトーク S」を含む)の累計出荷台数(サンプルなど除く)が、60万台を超えたと発表したことが材料視されているもよう。
 同社は6日、子会社のジェネシスホールディングス(東京都千代田区)が「POCKETALK(ポケトーク)S」の製造を受託したと発表。「POCKETALK W」に続き、新シリーズとして発売された「POCKETALK S」についても製造を受託しており、出荷台数の60万台突破を好感した買いが入っているようだ。

★10:53  セコム-4日続伸 高齢者向け見守りサービス「まごチャンネル with SECOM」提供開始
 セコム<9735.T>が4日続伸。同社は10日に、「シニア・ファースト」をミッションに掲げるIoTベンチャー企業のチカク(東京都渋谷区)と、「たのしい、みまもり。」をコンセプトにした新しい高齢者向けの見守りサービス「まごチャンネル with SECOM」の提供を開始すると発表した。
 今回、提供開始する「まごチャンネル with SECOM」は、チカクの「まごチャンネル」に、同社の環境センサー「みまもりアンテナ」を接続することで、コミュニケーションを楽しみながら見守りができる新しいサービスという。今後も同社とチカクは、超高齢社会におけるさまざま社会的課題の解決に向け、両社で連携しながらサービスを開発・提供するとしている。

★11:02  ケイブ-大幅高 AKBグループアプリサイト開発受注期待で思惑
 ケイブ<3760.T>が大幅高。同社は9月2日、大手エンターテイメント会社との間でアプリサイト開発委託基本契約を締結し、本契約に伴うアプリサイト開発案件を受注したと発表している。
 同開発案件については、大手エンターテイメント会社が管理する複数のアイドルグループにおける総合ファンサイトの構築を委託されたものとしていたが、詳細については守秘義務から非開示としていた。
 12月に入り、AKBグループのサイトがそろって、12月12日0:00から同日5:00にかけてメンテナンスを実施する予定を発表しており、同社の受注案件がAKBアプリサイトの開発案件なのではとの思惑から買いが向かっているようだ。
 同案件の受注金額は1200万円で売上計上予定時期は2019年10月から12月としている。

★11:06  DMP-3日続伸 国際業界団体「The Autoware Foundation」に参画
 ディジタルメディアプロフェッショナル<3652.T>が3日続伸。同社は10日に、自動運転OSの業界標準を目指す国際業界団体The Autoware Foundation(東京都文京区 以下、AWF)に参画すると発表した。
 AWFに加盟することで、業界をリードする多くの企業とのパートナーシップを強化できるほか、最先端自動運転技術の取得や仕様策定への参画を通じて、自動運転技術におけるソリューション提供力を高める事ができると考えるとしている。

★11:20  大研医器-TIWが「2+」へ引き上げ 上期はおおむね想定線 最悪期を脱した印象
 大研医器<7775.T>が反発。投資情報会社のTIWでは、上期はおおむね想定線で最悪期を脱した印象とコメント。投資評価を「2(Neutral)」→「2+(Outperform)」と引き上げた。
 足もとの業績は厳しいが、フィットフィックスの過度な価格下落は落ち着きつつあり、最悪期を脱した印象。次世代吸引器や注入器の投入が視野に入り、低迷する業績にも反転の芽が出てきた。今後1年ほどのスパンで見ると前向きなニュースフローが増えてきて、株価上昇の後押しをする公算が大きくなったとの見方を示した。


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