前場コメント No.3  ナック、カイオム、KTK、リボミック、トピー、イオン九州など

2020/03/25(水) 11:33
★9:05  ナック-急落 通期営業益を下方修正 住宅 事業と美容・健康事業の売り上げが計画下回る
 ナック<9788.T>が急落。同社は24日に、20.3期通期の連結営業利益予想を従来の22.0億円から18.0億円(前期比11.6%減)に引き下げると発表した。

 住宅事業の中核子会社であるレオハウスにおいて、期中の受注数が伸び悩んだことに加え、新型コロナウイルスの影響で住宅設備の納品が滞ったことで引き渡しの遅れが発生し、売上高が計画を下回る見込みとなった。また、美容・健康事業の売上高が計画を下回る見込みとなったことも響く。

★9:06  カイオム-買い気配 がん治療用抗体 CBA-1205 の治験計画届を提出
 カイオム・バイオサイエンス<4583.T>が買い気配。同社は24日、がん治療用抗体CBA-1205に関する治験計画届を、同日付で医薬品医療機器総合機構(PMDA)に提出したと発表した。

 CBA-1205は同社が開発した肝臓がん、肺がんなどの固形がんの細胞表面に発現するタンパク質、DLK-1を標的とするヒト化モノクローナル抗体。現時点でDLK-1を標的とする治療薬は上市されておらず、臨床開発に進んでいる治療薬候補もないため、本治験は、DLK-1を標的とする治療薬として世界で初めて患者様に投与する第1臨床試験となる。今後は、PMDAによる初回治験計画届の30日調査が終了したのち、治験実施施設での治験審査委員会による審査および治験実施施設との契約を経て、被験者登録・投与を開始するとしている。

★9:06  KTK-急騰 上期営業益予想を上方修正 コスト削減が寄与
 ケイティケイ<3035.T>が急騰。同社は24日、20.8期の上期営業利益予想を従来の1億4000万円から1億9500万円(前年同期比11.4%増)へ上方修正すると発表した。なお、通期の業績予想は据え置いた。

 消費税引き上げによる一時的な駆け込み需要やWindows10への切り替えに伴う特需、原材料費の見直しによる製造コストの削減などが寄与した。

★9:07  リボミック-続伸 新型コロナでRBM-007第2相臨床試験の患者スクリーニングを一時的に停止
 リボミック<4591.T>が続伸。同社は24日に、新型コロナウイルスの流行を受け、米国で進めているRBM-007第2相臨床試験(対象疾患:滲出型加齢黄斑変性)につき、患者スクリーニングおよび新規被験者への投与を一時的に停止すると発表した。

 同社は米国内の状況に細心の注意を払い、患者登録の再開時期を見極めるとともに、パンデミックの治験への影響を最小限にとどめるよう努める。なお、治験開始から現在までの患者登録スピードに鑑みて、現時点において治験の終了目標時期は当初の予定通り2021年末までとし、変更はないとしている。なお、株価は堅調な地合いのなか上昇している。

★9:07  トピー工業-7日ぶり反落 通期最終益予想を赤字に下方修正
 トピー工業<7231.T>が7日ぶり反落。同社は24日、20.3期の通期最終損益を従来の45億円の黒字から32億円の赤字(前期は71億円の黒字)へ下方修正すると発表した。、需要の先行き懸念の強まりによる鉱山機械の一層の減産や、新型コロナウイルスの感染拡大などに伴う中国での油圧ショベル生産の急激な落ち込みなどが影響した。
 
 加えて、株式市場全体の株価が下落した影響による投資有価証券評価損(約18億円)および税効果会計に係る会計基準による繰延税金資産の取り崩し(約20億円)が見込まれるため、最終損益を32億円の赤字へ修正するとした。

★9:08  イオン九州-買い気配 通期営業益予想を上方修正 消費増税の対策が寄与
 イオン九州<2653.T>が買い気配。同社は24日、20.2期の通期営業利益予想を従来の3億円から6億円(前期比12倍)に上方修正すると発表した。
 
 消費増税前は、秋冬商材の早期展開や家電などの高単価商品の販売体制を強化、消費増税後は、イオンカード・WAONカード会員へのポイント還元企画、「ブラックフライデー」や「イオンのおトク満祭」などの販促施策の拡大、「イオン九州本気の値下げ」などの販売施策を強化した結果、下半期の売り上げが好調に推移したことが寄与した。


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