前場コメント No.11  参天薬、ゲオHD、住友鉱、日電産、サイバダインなど

2020/04/01(水) 11:35
★11:05  参天製薬-CSが目標株価引き上げ 21/3期以降のコア予想は維持可能
 参天製薬<4536.T>が軟調。クレディ・スイス証券では、20/3期減損20億円分を下方修正、21/3期以降のコア予想は維持可能と指摘。投資評価「Outperform」を継続、目標株価を2200円→2300円と引き上げた。

 TRACON 社から導入した滲出型加齢性黄斑変性症(wAMD)治療薬DE-122の開発中止(P2a)による減損発生の可能性(推定20億円)を20/3期業績予想に織り込んだ。会社側は3月10日に開発中止を発表した際、業績への影響は軽微としており、既存事業で減損をカバーするとみている。減損がなければ従来CS予想の収益を確保することが可能であったといえる。国内の医療用眼科薬事業は堅調とみられ、医薬品セクターのなかでもディフェンシブ性を評価している。

★11:11  ゲオHD-底堅い リユースショップ「セカンドストリート」台湾に初進出
 ゲオホールディングス<2681.T>が底堅い。同社は1日11時、子会社である台湾現地法人2ND STREET TAIWAN(本社:台湾台北市は、2020年4月24日から2020年7月31日までの期間限定で、中古の衣料品・服飾品を販売する「セカンドストリート」のPOP-UPSHOPを台湾台北市にある複合商業施設「BreezeNANSHANatre」に開業すると発表した。
 
 今回のPOP-UPSHOPは、台湾1号店に先駆けて期間限定でオープンし、「セカンドストリート」の台湾展開に向けたテストマーケティングと位置付けているとしている。
 

★11:12  住友金属鉱山-3日ぶり反発 2020年度の地金生産計画では電気銅など増産
 住友金属鉱山<5713.T>が3日ぶり反発。同社は1日11時、2020年度の地金生産計画を発表した。上期の電気銅は22万5000トン(前年度上期実績は19万6446トン)、電気ニッケルは3万400トン(同2万9014トン)、金は8300キロ(同9184キロ)としている。

 なお、同計画は新型コロナウイルスの影響が顕在化する以前に策定した数値であり、同ウイルスの各地金生産への影響は精査中としている。

★11:12  日本電産-続落 セコップ・オーストリアのデルタ型コンプレッサー製造事業譲り受け
 日本電産<6594.T>が続落。同社は1日に、子会社の日本電産グローバル・アプライアンス・イタリア社傘下のオーストリア現地法人を通じて、コンプレッサー製造・販売事業を営むセコップ・オーストリア(以下、セコップ)とセコップのデルタ型コンプレッサー製造業の事業譲受契約を締結したと発表した。

 セコップがフュルステンフェルトでの操業を停止し、デルタ型コンプレッサー製造設備を売却する意図があることを知り、欧州における当社の事業戦略と経済合理性、さらにフュルステンフェルトでの雇用の観点を踏まえ総合的に検討した結果、この取引の実行を決定した。
 この取引により、同社はデルタ型コンプレッサー事業に従事する約40名の従業員を引き受け、冷蔵庫用コンプレッサー事業をさらに強化するとしている。しかし、株価へのポジティブな影響は限定的だ。

★11:17  CYBERDYNE-大幅高 羽田空港ターミナルに消毒液噴霧機付き清掃ロボットを導入
 CYBERDYNE<7779.T>が大幅高。同社は3月31日、次世代型清掃用ロボットCL02に対し、機能拡張性をさらに強化するための改良を行ったと発表した。

 改良により、CL02に対し目的に応じた付属装置を取り付けることで、清掃以外の様々な用途に応用しやすくなる。機能拡張の第1弾として、付属装置として消毒液噴霧機を取り付けたロボットを完成させ、羽田空港旅客ターミナルへ導入するとしている。


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