前場コメント No.1  島津製、技研HD、神戸物産、ケア21、JVCKW、サイバーSなど

2020/05/21(木) 11:34
★9:00  島津製作所-売り気配 今期営業益47%減見込む 前期は6%減で着地
 島津製作所<7701.T>が売り気配。同社は20日に、21.3期通期の連結営業利益予想は220億円(前期比47.4%減)と発表した。

 短期的には大変厳しい事業環境に直面することを想定した対処を進める。リーマンショックの際には、売上高が大きく減少したが、今回はそれ以上の影響を受けることを想定したうえで、利益を確保するために設備投資の見直し、研究開発テーマの優先順位付け、製造コストや管理可能経費の削減などにより、生産性向上と経営の健全性維持を図るとしている。 

 併せて発表した、20.3期通期の連結営業利益は418億円(前の期比5.9%減)だった。

 計測機器事業が、下期における消費増税の反動や輸送機業界での景気減退、これに加えて4Qから新型コロナウイルス感染拡大により設備投資抑制や案件先送りがみられたことで売上高が減少し、減益となった。また、産業機器事業が減益となったことも響いた。

★9:00  技研HD-買い気配 20.3期営業益を上方修正 災害復旧関連の受注増が寄与
 技研ホールディングス<1443.T>が買い気配。同社は20日、20.3期通期の連結営業利益予想を従来の8.4億円から11.9億円(前期比60.0%増)に引き上げると発表した。自然災害の復旧工事予算の執行に伴い受注が堅調であったことや、大型案件の施工が順調に推移したことから、前回予想を上回る見通し。
 

★9:01  神戸物産-続伸 上期営業益を上方修正 外出自粛などによる内食需要の高まりが寄与
 神戸物産<3038.T>が続伸。同社は20日に、20.10期上期(11-4月)の連結営業利益予想を従来の98.9億円から120.0億円(前期比28.7%増)に引き上げると発表した。

 新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛や在宅勤務の広がりなどによる内食需要の高まりにより、主力事業である「業務スーパー」加盟店への出荷を押し上げることとなり、前回予想を上回る見通しとなった。

★9:01  ケア21-買い気配 上期営業益を上方修正 利用者増とサービス提供との好循環が利益効率押し上げ
 ケア21<2373.T>が買い気配。同社は20日に、20.10期上期(11-4月)の連結営業利益予想を従来の1.3億円から5.7億円(前期比59.2%増)に引き上げると発表した。

 施設系事業所の稼働率が全体として当初予想より高く推移したことに加え、在宅系事業所に関ついても新規利用者獲得のための施策効果が予想を上回り、利用者増とサービス提供との好循環が生まれ利益効率を押し上げた。また、業務関連システムの更新に伴い関連業務および関連費用の削減に注力し、維持費等固定費について削減目標を超過したことも寄与する。

★9:02  JVCケンウッド-3日ぶり反落 前期営業益44%減 減収や現存損失の計上響く
 JVCケンウッド<6632.T>が3日ぶり反落。同社は20日に、20.3期通期の連結営業利益(IFRS)は40.8億円(前の期比43.8%減)だったと発表した。

 オートモーティブ分野におけるOEM事業での純正の販売減などにより、売上高が減少した。また、メディア事業の業務用ビデオカメラ事業の開発・生産用資産などについて、減損損失を約14億円計上したことも響いた。

 21.3期の連結業績予想については、新型コロナウイルス感染症による影響を現段階において合理的に算定することが困難なことから未定とした。

★9:03  サイバーステップ-5日ぶり反落 株主優待制度を廃止
 サイバーステップ<3810.T>が5日ぶり反落。同社は20日に、株主優待制度を廃止すると発表した。

 昨今の当社をめぐる経営環境を考慮し、慎重に検討を重ねた結果、配当による利益還元を優先すべく、株主優待制度を廃止することとした。従来は、2単元(200株)以上所有する株主にその保有する株式数に応じて、株主専用のウェブサイトにおいて優待商品などに交換できる株主優待ポイントを贈呈していた。


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