NY概況－強い雇用統計を好感し3指数が上昇　週間でも大幅高

　米株は上昇。注目された米6月雇用統計で非農業部門雇用者数と失業率が予想以上に改善したことがサプライズとなり大幅に上昇してスタートした。ただ、同時に発表された週間新規失業保険申請件数が予想以上に増加し、失業者の増加が続いていることが示されたほか、フロリダ州で一日のコロナ感染者数が1万人を上回り、全米でも過去最高の5万人の感染が確認されたことでその後は上値の重い展開となった。空運やクルーズなどの「経済活動再開銘柄」は総じて軟調となった。ダウ平均は朝方に469ドル高まで上昇したが、43ドル高まで上昇幅を縮小し、92.39ドル高(+0.36％)で終了した。S&P500とナスダック総合も一時1.5％超上昇したが、それぞれ0.45％高、0.52％高で終了。ともに4日続伸し、ナスダック総合は取引時間中と終値での史上最高値を更新した。翌金曜日が独立記念日の振替休日で休場で、週間ではダウ平均が3.25％高、S&P500が4.02％高、ナスダック総合が4.62％高と主要3指数そろっての大幅反発となった。 ※各種データは取得時の値です。 DOW 25827.36 +92.39 (+0.36%) NASDAQ 10207.63 +53 (+0.52%) S&P500 3130.01 +14.15 (+0.45%) SOX 1993.61 +26.63 (+1.35%) CME225(ドル建て) 22360 +120 CME225(円建て) 22315 +135 WTI 40.3 +0.48 (+1.21%) ドル円 107.48 +0.02 ユーロ円 120.8 -0.09 米10年債利回り（％） 0.6693 -0.013 米2年債利回り（％） 0.1546 -0.009 VIX 27.68 -0.94